私のような素人にでも、ウイスキーを飲んできた年数が長いと、『ウイスキーの楽しみ方について?』こんな質問を受ける時があります。
たいていの場合、自分がおいしい、うまいと思うウイスキーを、お酒が飲みたいと思うときに飲まばいいんですよ。
そう答えることにしています。
最近見つけた、ウイスキーサイト『WHISKEEN』さんにも、参考になる記事が載っていますので、リンクを貼らせていただきます。
【これでもう迷わない】コスパの良いウイスキー厳選20銘柄を紹介 - Whiskeen(ウイスキーン)
私の場合は、ウイスキーを飲むケースは、次のようなパターンが考えられます。
ケース1
食事時に飲む場合
前とか後とか関係なしに、気軽に飲めるウイスキーが一番いいと思っています。価格で言うと1,000円前後から、数千円程度のものまで。
銘柄で言えば、
・ティーチャーズ
・グレンフィディック
・グレングラント
・グレンリベット
・グレンターナー
あたりがちょうどよいかと思います。
シングルモルトかブレンデッドウイスキーとか、小難しいことを考えずに、まずは手頃でそこそこ飲めるウイスキーを選ぶことが大切です。
※絵やパッケージにつられて、日本のメーカーが作っているもののを間違って買わないように。
中には、上記のウイスキーのお値段以上でありながら、外国のウイスキーを国内のウイスキーと混ぜて売っているものもありますので、注意が必要です。
【ティーチャーズ】
安くて、美味しいスコッチです。ハイボールでも飲めますが、少し加水して飲むくらいか、ストレートでもウイスキーの風味が楽しめていいと思います。スーパでは1,000円しないと思います。
【グレングラント】
スーパーでもたまに見かけますが、やはり酒屋さんで買える時が一番多いと思います。
フルーティーで香り高く、美味い。しかも安い。2,000円ちょっと買えると思います。おススメの一本です。
【グレンリベット】
スーパーやネットで安く売っていら、試しに買ってみて下さい。ファンダーズリザーブか12年ものがよく売られています。
ハーフボトルが2,000円前後で売っている場合もあるので、それを選んでも良いかなと思います。
青りんごのような風味が私は結構気に入っています。サントリーの白州をプレミア価格で買うなら、この辺のウイスキーを選んで楽しむのもありだと思います。
【グレンターナー】
700㎖のボトルで2,000円くらいで売られています。いろいろな蒸留所のウイスキーを混ぜたものですが、結構おいしくいただけると思います。
上記に取り上げた銘柄のボトルの種類は、いろいろありますがスーパーで特売になっているものでよろしいかと思います。
スーパーにない場合は、少し大きめの酒専門店に出向いて見ましょう~
少しばかり贅沢をということであれば、
・バルヴェニー12年
・モンキーショルダー
・トマーティンレガシー
くらいがお手頃で、飲みやすいと思います。買いやすさから言ったら、モンキーショルダーが良いかもですね。
結構売っているお店多いと思います。ハイボール(炭酸割)がおススメの1本です。3,000円ちょっとはします。
スモーキーなウイスキーが飲みたいとき
おススメなのは、モンキーショルダーの兄弟バージョンで、スモーキーモンキーというボトルがあるのですが、ネットでも6,000円以上もします。
高いとこだと、7,000円くらして手軽に買えません。
最近値崩れしているようですが、やはり5,000円を超えてくると気軽には飲めませんね。数千円までで飲めるウイスキーとしては、
・アイラストーム
・アードモア
ちょっと贅沢して
・カリラ12年
・ボウモア12年
あたりでしょうか。
私は、バランス的には、アードモアレガシーあたりが、コスパが最高にいい気がします。スモーキーモンキーもとてもおいしいのですが、そこまでお金を出して飲む酒ではない気がします。
HITOKUTIウイスキーさんのホームページより⇧
上記の2本は3,000円くらいで、買えますのでおススメです。
個人的にはアードモアレガシーがイチオシですが、最近の円安で少し高くなっているかもしれませんね。
ケース2
眠れない夜とか、とっておきのひと時など、特別な時に飲むウイスキー
こんなことを言うと、ケース1とどう違うんだ!とう方もいるかもしれませんが、私のように60歳を過ぎて、人生の砂時計が確実に残り少しになっている人間にとっては、格別な時、憩いのひと時に、「飲みたい酒」というのが出てきます。
ほんとうに酔っぱらいたいだけなら、ブラックニッカのクリアを買ってきて、炭酸で割って飲めば、濃くすればするほど、酔いはすぐに回って、コストパフォーマンスはいいかもしれません。
でも、寝る前など物思いにふけるとき、または眠れないとき。
あるときは悲しい出来事があったとき、とってもいいことがあったときなど。
とっておきのウイスキーを飲みたくなる時があります。私にとってのとっておきのウイスキーとは、バルヴェニーTUN、昔のロイヤルサルート21年、軽井沢のイベント限定ボトル、などがあります。
ウイスキーが少しでもおいしいと思ったら、どうでしょう。
特別な時に飲むウイスキーを持っておくと良いと思います。開封してもパラフィルムなどの専用テープを巻いておけば、ウイスキーの寿命は数年は多少風味が落ちたとしても、美味しくいただけるものです。※
※パラフィルム
本来医療用品ですが、少ない量で容器を密閉できることから、バーよっては使っているお店も多いです。
気休めかもしれんが、コルクの劣化により、隙間が出来て風味が落ちてくることは確かだと思うので、私も個人的にはパラフィルムを使っています。
引越のときに使うガムテープのように、巻で売られていて、結構いいお値段ですが、ヤフオクなどで、カットしたものが比較的安く売られているケースもあるので、とりあえずはカットしたものを買って使ってみるのも良いかもしれませんね。
使い方は、YouTubeなでもアップされています。
多少の保存のケア(高温多湿は避ける。要はボトルのラベルが湿気で波打ったり、太陽光で色あせないようにする)をすれば数年は、楽しむことができると思います。
一番気をつけたいのが、ダンヒルの過去のボトルのように、アルコール分がすごく薄まって、気が抜けたようになる場合です。そうなると飲めなくなってしまいます。
しっかりテープを巻いて、数年間くらいのうちに飲むのであれば、それほど風味は損なわれないと思います。
私も、開封後数年たっているボトルが何本もありますが、開封直後とそれほど変わらない風味のものがほとんどだと言えます。
なお、ここで私が特別だというウイスキーのボトルは、1本2~3万円から、5~6万円するボトルを指します。
少し思いきらないと、飲んで終わってしまうものに、何万円も出すなんて、ウイスキーになじみのない方にとっては正気の沙汰とは思えないかもしれませんね。
そうなんです。特別な時に飲むからこそ、特別なお値段のものでもいいのです。
もちろん、飲む人にとって特別な思い出のこもったウイスキーである場合は(いくら安いウイスキーであっても)、値段には関係なく価値があることは確かです。
でも、ウイスキーの場合は、美味しいお料理と同じように、これだけは言えます。
お値段に比例して、うまいものはうまい。ビンテージで特別に古いことに価値がある場合は別ですが、やはりしっかり作って上手に寝かせたウイスキーはおいしいです。
特に、熟成年数が長ければ長いほど、いいというものではなく、長い年月で美味しく変化したウイスキーがボトル詰めされたものが、当然飲んでおいしいウイスキーなのです。
中には年数表示のない美味しいウイスキーもありますが、古い原酒と中堅クラスの原酒を、最高に美味しくなるような割合でブレンドしたものもあったりして。
年数表示以外に美味しいウイスキーを見つけることも、ウイスキー飲みにとっては楽しみの1つではないかと思っています。
バーなどで見かけたら、一杯5,000円くらいするかもしれが、トライしてみていただければ嬉しく思います。
今日は、ここまでお付き合いいただきありがとうございした。このようなウイスキーへのアプローチ記事は、これからも機会があればアップしていきたいと思います。
私個人の私見が中心ですので、こういう考え方もあるんだな、程度に思っていただければ幸いです。
是非ともウイスキーサイト、『WHISKEEN』さんの記事も参考にしていただいて、楽しいウイスキーライフを送っていただければと存じます。
【これでもう迷わない】コスパの良いウイスキー厳選20銘柄を紹介 - Whiskeen(ウイスキーン)