ウイスキー(958)ウェストランド ソラム1

ウィスキー名:ウェストランド ソラム1
容量、度数:700㎖、50%
原材料:モルト
購入価格:8,798円(税込)送料:1,210円         購入場所:お酒販売専門店 SAKE People

 

今日は、ウエストランドシリーズから、「ソラム1」をご紹介いたします。ウエストランドシリーズは、過去何回かレビューしています。

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定価は2万円近くするのですが、運よくオークションで半値で落札することができまいた。

最近、『これは!』というウイスキーに巡り合う機会が吸くなっている中、一万円近い投資になりました。

果たしてお味はいかがなものでしょうか?気になるところです。

あと、このウイスキーについてのオフィシャルなデータを再度掲載しておきます。ご参考までに。

 

【主な仕様】

■アルコール度数/容量:50%/700ml

■希望小売価格:19,000円(税抜)

■製品詳細

<大麦の構成>

・スカジット・ヴァレー・モルティング社のピーテッドモルト(ワシントン州産ピート)

<樽>

・クーパーズ・リザーブ・ニュー・アメリカン・オーク(新樽)

・クーパーズ・セレクト・ニュー・アメリカン・オーク(新樽)

・ファーストフィル・バーボン樽

<酵母>

・ベルジャンセゾン醸造用酵母

<発酵時間>

・96〜144時間

<熟成期間>

41ヶ月以上

<販売数>

・世界限定4,044本

 

【テイスティングノート】

香り:新鮮なフジリンゴ、シナモン、焦げた木、ストロベリーとルバーブのクランブル

味わい:焚いたセージ、バニラ・カモミールティー、コーヒーケーキ、トーストしたプンパニッケル・ブレッド

 

【一番の特徴】

かなり細かなデータが掲載されていましたが、一番興味深かったのは、ピートに関するアプローチです。スコットランドで行われているような昔ながらの方法を採用(ピートを炊いて麦芽を乾燥させるピーティング)ではなく、科学に基づく現代的アプローチを採用したとのことです。

具体的な方法は書かれていませんが、「ピートによってその土地※の感性を表現し、類を見ない多様な植生の本質を引き出すこと、自分たちの足元に横たわる大地の秘密を解き明かす」などのキーワードが並んでいます。

※このウィスキーのソラムとは。土地とか土壌という意味合いがあるようです。

 

それでは飲んでみましょう~

 

<色合い>

・きれいな琥珀色

・伸びのある生き生きとした色合い

 

<香り>

  • 澄んだ森林の香り
  • 飲み進むと少しハッカのような香りも

 

<味わい>

  • いきなり複雑な様々なフルーツを連想させる味わい
  • とろけるような滑らかな味わい。芸術品のよう。飲めば飲むほど旨みが溢れてきます
  • 熟成感もほどほどにあり、干したプラムやアンズ、プレーンや干しブドウを思わせる味わい。また素直な伸びのあるまろやかな味わい
  • ピート感はほとんどなく、大地の恵みというか、まるまる自然のウイスキーといった感じ
  • 余韻は芳ばしい麦の味わいも。最近飲んだ中では完璧な仕上がりのウイスキー
  • 加水するのがもったいない感じ。いつまでもストレートで飲みづづけたくなる味わい
  • わずかに加水すると酸味が少しでて、違う表情の味わいになります。コクのあるまろやかな甘みと、微かな麦の風味が楽しみてこれはこれでいいかもですね

 

久しぶりにこれは旨い!と言えるウイスキーに出会いました。定価で2万円くらいするものですから、これくらいの期待度には答えて欲しいですから、当たり前といえば、それまでですが。

でも、国内のシングルモルトウイスキーでもこれ以上のお値段で、今一つなものも多いなか、このウイスキーは別格の旨さかと思います。

何が素晴らしいかと言えば、手の内をすべてつまびらかにして、うまさの秘訣がきちんと説明されている点がすごいですね。

井沢蒸留所のフローラ2024も美味しかったですが、このウイスキーを飲むと少しかすんでしまいそうです。

香りは素晴らしいのですが、味わいの熟成感が段違い。

ウイスキーって奥が深いですね。基本的には金持ちの酒だという気がしますが、2万円、3万円出したとしても、このような出会いがあれば、十分ペイすると思いってしまいます。

おいしいウイスキーを飲みたい方、ぜひともお小遣いを節約してこのウイスキーを買ってみて下さい。おススメですよ!

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