ウィスキー名:アンティクァリー 12年
容量、度数:30㎖、40 %
販売者:Shot Bar Online HITOKUTI WHISKY
今日は現行ボトルの「アンティクァリー 12年」をご紹介いたします。Shot Bar Online HITOKUTI WHISKYさんの量り売りです。
なお、アンティクァリー 12年はオークションで落札したボトルを以前レビューしていますが、あまりボトルの状態は良くなかったみたいですね。↓
また、旧ボトルも以前取り上げております。よろしけらばご参照願います。


Shot Bar Online HITOKUTI WHISKYのホームページより
『アンティクァリーとは好古家の意味。
古くから親しまれてきたブレンデッドブランドだったが、1980年代になって生産中止になり、1990年代にトマーティン社(宝酒造)がブランドを買い取って復活させている。』
では、実際に飲んでみましょう~
<色合い>
- やや薄めの琥珀色


<香り>
- かすかに甘い香り
- 飲み進むと芝生の香り
<味わい>
- 酸味と甘みの穏やかなコラボ
- 辛口ですが軽めの味わいです
- それでいて、ウイスキーの旨みはそこそこ感じられます。まがりなりにも12年熟成のたまものか
- 昔ながらのブレンデッドウィスキーという感じがします。まあ、おいしいですが、味わい的には少し安っぽい感じがします
- 余韻はドライで少しクリーミーですが、比較的穏やかな酸味も残ります
- 少し加水すると、まろやかでとても飲みやすいです。食事中にお軽めにウイスキーを楽しみたい場合はいいかもですね
- 加水後の余韻は、やわらかな甘みと酸味が続きます
調べてみると定価は4,374円ということです。まあ、この味わいでしたら、2,000円くらいがいいところかもですね。
2,000円台でも、このくらいの味わいのブレンデッドウィスキーはあるように思えます。
12年物のブレンデッドウィスキーを標榜するなら、もう少し深みのある味わいが欲しいところですね。
この辺はオークションの平均落札金額を見ると1,000円ちょっとのこと。市場は正直ですね。
それにしても、この味わいで12年熟成とは思ないくらい軽い味わいですね。
1,000円クラスのブレンデッドウイスキーということで考えれば、水割りやハイボールの原酒としてはアリかと思います。
まあ、土屋守氏の本を読むと、とても面白い物語性のあるウイスキーだと思いますので、リバイバルしたのであれば、もう少し頑張った味わいを期待したいところだと思います。