ウィスキー名:キングスランド プレミアム
容量、度数:750㎖、43% 原料:モルト、グレーン
購入先:ヤフオク(閉鎖バーの譲渡品)
今日は、「キングスランド プレミアム」をご紹介いたします。
キングスランド は以前に牛車ボトルを飲んで記事にしています。
このキングスランドは、1980年の世界の銘酒辞典では、5,000円で出ています。
ちなみに、牛車ボトルもでていて、同じ5,000円です。


さきほどの「世界の銘酒辞典」によると、昭和49年ニッカは創立40周年を迎え、竹鶴政孝は自らのウイスキー造りの記念とも呼ぶべき高級品、『スペシャルエイジ』(以前このブログでも取り上げています※)と『キングスランド』を発売した、とあります。
前回の牛車ボトルはあまり状態は良くありませんでしたが、今回のボトルはどうでしょうか?
早速飲んでみましょう~
コルクが折れていましたので、代わりのコルク栓を探しましたが、注ぎ口が大きすぎてうまく合うものがありませんでした(汗;)
<色合い>
- とてもきれいな琥珀色です
- 心持ち薄い色合いです
<香り>
- 澄んだハッカ、次第に微かに木の樽の香り
- わずかに甘い香り
<味わい>
- 木の樽の風味とモルトの旨み!
- 牛車ボトルとは雲泥の差(牛車ボトルは状態が悪かったのであまり比較にはならないかも)
- 僅かにスモーキーでバランス感もいいですね
- 飲み進むと余韻はドライな風味が支配的になります。かなり辛口です
- 少し加水すると、酸味が少し出てきますが、味わいはなかなかしっかりしたままです
- 加水後の余韻はややドライですが、優しい甘みと酸味が静かに残ります
改めて、牛車ボトルを飲んでみましたが、コルク屑が浮かんでおり、やはり状態はイマイチのようです。
それでも、モルトの風味はしっかり感じられ、辛口ながらまずまずの味わいだとは思います。
前回よりも少し飲み味は良くなっている感じがします。
かなり古いウイスキーでしたが、牛車ボトルよりはずっと状態がよく、美味しくいただくことが出来ました。
さすが、バーでお客様用に準備されていただけあって、クオリティは確かなものだと思います。
1980年前後のウイスキー、オークションで出ているものは、かなり状態の悪いものも多く、その当時の風味を維持しているものは、少ないかもしれません。
私も結構古酒マニアになってきていますが、数多く古酒を飲んでいると、評価のバーを下げて美味しいと思ってしまうケースも増えてきたかもしれません。
古酒に慣れていると、古酒のエグミや独特のクセなどに慣れてしまって、甘めの評価になってしまいそうで怖いですね。
そうならないためにも、いろいろな年代のウイスキーをバランスよく飲んで、古酒の味わいに引っ張られすぎずにテイスティングできるよう、訓練したいと思っています。
今回のウイスキーに関しては、古酒の中ではかなり美味しくいただけた方だと思います。