いつもお世話になっております。今日は、ジョニーウォーカーを何本かフォーカスしてきたので、久しぶりに最上位ラベルのブルーラベルを飲んでみたくなりました。
以前もこの2本は、取り上げて比較した記事を書いています。
タイトルを見て、「ジョンウォーカーってなんぞ!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
出初めのブルーラベルには、オールデストというサブタイトルが付いていて、その中でも初期のものは、ジョニーウォーカーではなく、ジョンウォーカーというラベルになっているのです。
上のラベルをご覧になっていただけるとお判りいただけると思います。
この手の飲み比べは、以前もやりましたし、巷にあふれている情報なのであまり触れませんが、上の写真の下のラベルは、15年から60年熟成の原酒を使っていることが書かれています。
今回、あらためて飲み比べてみると、正直それほど大きな違いがないようにも思えます。
ジョンウォーカーの方が若干風味が落ちてきているのかもしれませんが、ジョニーウォーカーブルーラベルの方の美味しさがひときわ目立つように感じました。
その理由としては、ジョニーウォーカーブルーラベルの味わいが、60~70年代のクリスピーでコクがある美味しいジョニ黒の味わいを彷彿させるからだと思います。
ジョンウォーカーのブルーラベルは、若干ですが古酒の癖が感じられること、多少アルコールの気が抜けている気もします。
反面古本のような風味や多少のエグミの陰にある重層的な辛口の味わいは、どうしてもそのウイスキーがたどってきた時間の星霜を感じでしまいます。
特に両者に多少の味の違いはあるとしても、ジョンウォーカーが使っている15年~60年前の原酒のことを考えてしまうのです。
現在からはこのボトルが発売された80年代後半くらいの時期から逆算すると、今から90年前くらいの原酒も入っていることになります。
味云々よりも、スコッチウイスキーの歴史とロマンを感じざるを得ません。
オールドボトルを楽しむことは常にハズレボトルをひくリスクがあるのですが、一方でそれでも古酒独特の美味しい味わいや、歴史とロマンの香りに接することができる楽しみがあることも確かです。
ジョニーウォーカーブルーラベルが好きで、最初に発売されたボトルが気になる方は、是非一度、今回取り上げたジョンウォーカーブルーラベルをご賞味いただくことをおススメいたします。
お値段は、オークションで3~4万円くらいですが、意外に飲めるバーもあると思います。できれば直近のものとの飲み比べも面白いと思います。
今日はこの辺で失礼いたします。