今日は、自宅の階段下の収納庫から状態の良いジョニーウォーカー黒ラベルが出てきたので、開けてみました。
開栓してみると、少し籠ったヒネタた匂い。状態は完ぺきという訳ではありませんが、このくらいなら許容範囲内です。
あまり綺麗に注げませんでしたが、グラスに注ぐと綺麗な琥珀色が引き立ちます。時間とともに籠ったヒネた匂いは薄らぎ、モルト感のあるどっしりとした深い味わいが広がります。
ナッツの焦げたような独特の味わい。70年代のジョニ黒の風味が感じられます。シーバスリーガルと同様、ウィスキーにのめり込むきっかけになったボトルです。
個人的には、このひとつ後の80年代のボトルがハズレが少なく、ぐびぐび飲めるのでイチオシなのですが、状態が良いボトルにあたると70年代のボトルはとても素晴らしい風味が楽しめると思います。
このボトルもヒネ感がなければ最高ですが、開栓後少し時間を置くとヒネ感が和らぐケースも多いので、明日再度飲んでみたいと思います。
昔は、海外帰りのお土産としては現在の山崎18年(プレミアム価格ではない)と同じくらい価値があったボトルです。とても高級感があったと思います。
階段下の収納庫にはあと2~3本、ジョニ赤も含めて置いてありました。単身赴任先から、東京に帰る度に楽しみに飲んで行きたいと思います。
この生地を書いた後、1カ月ほどして東京に戻ってきた再び飲んでみました。ヒネ感はほどんどなくなり、飲み口は最高になっていました。
ビターな風味とコクのある飲み口は最高です。ほのかな甘みも感じられ、一カ月前とは別のウィスキーを飲んだいる感じです。
古酒は、開栓後進化する、そうな気が最近しています。開栓直後がダメな感じでも、少しは心のゆとりを持って保持し続けることも大切なのかもしれません。