ウイスキー(737)カティサーク・インペリアルキングダム

購入年月日:2023年2月12日
購入場所:オークションストア リカスタ
購入価格:2,990円(税込 3,289円)
送料:東京都は1,000円(ヤマト運輸)

原料:モルト・グレーン
度数、容量:43%、750㎖              輸入者:不明

 

 ⇚応援よろしくお願い致します

 

今日は、先日落札したカティサーク・インペリアルキングダムを取り上げたいと思います。

 

世界の銘酒辞典を見ると90年代の初期のボトルだと思います。コルク栓ではなく、プラスチックのスクリューキャップでした。

 

それでは早速飲んでみましょう!

 

〇開封

キャップを覆っているビニールのキャップ覆いが劣化しており、すぐにちぎれて、はがすのに手間取りました。キャプはひねるとすぐ開栓できました。

 

〇色合い

綺麗な琥珀色



〇香り

  • かすかに甘い香り
  • ハッカの香りが少し

〇味わい
  • 宅急便で届いた直後は、夜間で冷えていたためか、本来の味わいよりも、ウイスキーの冷たさが印象に残りました
  • 常温にして飲むと、風味が開いてきます
  • 少し甘くクリスーピーな味わい
  • コクがあり、マイルドで滑らか
  • それでいてしっかりしたボディ
  • 次第に少しこってり感
  • 余韻はフルーティーな甘みがゆったりと残ります
  • ストレートがおすすめですが、ハイボール、加水しての飲み方でも美味しくいただけました

 

■まとめ■

世界の名酒辞典では、秘蔵のモルトをヴァティングして製造されたと書かれています。

1994年版の記載では、価格が1万円になっていました。カティサーク18年が1万5千円ですから、まずまずの位置づけではないでしょうか。

他には、普及版のカティサーク黄色ラベルが2,500円、同12年ものが8,000円という価格構成となっていました。

このインペリアルキングダムは、オークションでは3,000円するかしないかで落札できるので、プラキャップの悪影響がでなければ、これもう、超お買い得の美味しいブレンデッドウィスキーだと思います。

この価格で、ここまで美味しいブレンデッドウイスキーは、凄いと思います。シングルモルトでも一万円近く出しても、なかなかこのレベルの深みのある味わいのウイスキーは手に入らないかもしれません。

アタリ・ハズレあるにしても、この味と巡り合わないで、ブレンデッドウイスキーを語るのは、少し寂しい気がします。

所詮、ウイスキーとのめぐり合わせはある意味、人との出会い似てるかもです。

頑張って努力してもなかなか買えなかったり、買っても状態が悪かったり。

その反面、ひょうなことから偶然に手に入ったり、外見の状態が悪いように見えたボトルがとても美味しかったり。

出会いの時期は、分からないし、ある意味自分ではどうしょうもない場合もあります。

お酒を飲まない方には分からないかもしれませんが、お酒とも運命の出会いはあるかもしれません。

もうすでに出会っているのに、本人は気付かない場合もあるのかもしれませんね。

※参考までに、カティサークのことを下段に補足として、簡単にまとめてみました。

また、記事としても、本ブログでは有名な賞を取った25年ものをはじめ、カティサークについては、何回か取り上げています。あわせてご参照いただければ幸いです。

uribouwataru.com

uribouwataru.com

uribouwataru.com

uribouwataru.com

uribouwataru.com

■補足

  • 製造元のBBRは、1689年にロンドンで創業した、ワイン商で古くから王室御用達のワインやスピリッツを商っていた。
  • 20世紀、BBRは本格的にスコッチ・ウイスキーの販売を展開。人材にも恵まれ、ウイスキーの開発は順調に進展。
  • ウイスキーの販売は、英国内だけでなく、アメリカにも進出。カラメル着色を廃し、従来とは異なったライトタイプの味わいのウイスキーを展開。
  • 取り組みは、効を奏し、飲みやすくておいしい、ハイカラなウイスキーとして一世を風靡することになります。
  • ラベルの特徴的なデザインの船のマーク、19世紀に活躍したカティサーク号が由来になっています。海外に売却されていたカティサーク号ですが、英国に買い戻され、戻ってくる機会に、ウイスキーのブランド名をカティサークにし、ボトルラベルの、ロゴのデザインなども決められたようです。
  • カティサークのようなブレンデッドウイスキーは、複数の原酒をブレンドして造られますが、使用される原酒は麦から作られるモルト原酒とトウモロコシなどの穀物から作られるグレーン原酒で構成されます。
  • モルト原酒とグレーン原酒をブレンドすることで、モルト原酒しか使わない、シングルモルトとは違った穏やかなバランスのある香りと味わいを実現しています。
  • カティサークでは、スコットランドの中でも厳選された蒸留所の原酒を使っています。
  • メインの原酒の1つとして知られているグレンロセス蒸溜所は、まろやかで甘く酸味の利いた原酒に特徴があると私は思っています。
  • ハイランドパークやグレングラッサなど、他にも実力のある、しっかりした味わいの原酒を使っています。
  • 今回取り上げたインペリアルキングダムは、グレンロセスの他にストラスアイラ、ブナハーブンといった有名どころの蒸留所の原酒も使っています。複雑で味わい深い風味はこの為かもしれませんね。

次のブログランキングに参加しています。クリックいただけると とってもうれしいです!