購入年月日:2022年4月1日
購入場所:個人(PayPayフリマ)
購入価格:12,500円(税込、 送料込)
原料:モルト
度数、容量:46%、700㎖
製造者:(株)ベンチャーウイスキー
今日は、イチローズモルト ダブルディストラリーズをご紹介いたします。
酒育の会のセミナーに参加して、 イチローズモルトのダブルディストラリーズの存在を知り、欲しくてたまらなくなりました。
少しプレミアムを払ってPayPayフリマで購入しました。
⇧セミナーでのイチローズモルトラインナップ紹介スライドより。真ん中がイチローズモルトダブルディストラリーズ。
メソ『兄貴~やっと手に入ったうり~』
兄貴『プレミアを払ってまでウイスキー買うなんて、しょうもないやつだ』
メソ『あっそう』『じゃ、兄貴にはなしね~、他のウリボウ達と飲むから』
兄貴『・・・・』『俺が悪かった』
ウリボウ達『せっかく手に入ったのだから、仲良く飲もうよ~』
全員『うりうり~(そうだそうだ)』
⇧この説明書きにある通り、2000年の蒸溜を最後に閉鎖された羽生蒸留所の原酒と、2008年に創業者の手により設立された秩父蒸溜所の原酒が使われているウイスキーになります。とっても贅沢なボトルだと思います。
さて、早速いただいた感想ですが、
<色合い>
- かなり薄めのやや黄色味がかった色合いです。色の濃い枯芝色。全体的に薄めの色合いです
<香り>
- 少しハッカ
- 次第にフルーティーな甘い香り
<味わい>
- 最初は、わずかな辛味と適度な酸味
- 徐々に、乾いた複雑な味わいへ変化していきます
- 開封直後は、クリーミーな重層的な味わいを感じました。翌日に再度飲むと、ドライな味わいが結構強めに顔を出します
- 最後に黄色い系のフルーツ、アプリコットを少し感じます
- 余韻は、ドライで穏やかな甘い味わいが舌先を中心にしばらく残ります
- 少し加水すると、ライトで飲みやすいフルーティーな甘みのある味わいに変わります。加水をウイスキーと同量までにすると、ドライな味わいが強くなり、酸味も強く感じます。ほんの少しの加水がベストかもしれません
やっとの思いで手に入れたイチローズモルトのダブルディストラリーズ。
最初に飲んだ時はかなり酸味の利いた複雑な味わいに驚かされました。一晩経過すると、ドライな辛口な味わいを強く感じるようになりました。
時間の経過と共に、従来とは異なった空気に触れて変化が生じているのかもしれませんね。
熟成年数は、当然閉鎖された羽生蒸留所の原酒の方が年数が多いと思いますが、構成は恐らく3割以下のような気がします。
メインは秩父蒸溜所の若い原酒が多く使われているように思えます。
恐らく2つの蒸溜所の原酒の組み合わせが、熟成年数があるもの同士のブレンドが上手く調整できなかったのかもしれませんね。
もう少し深みのある味わいを期待しましたが、定価8,800円ということでは、貴重な羽生蒸留所の長期熟成のモルトを多くすると、コスト的にも実現できなかったのかもしれません。
加水後はフルーティーな香りも増しマイルドで飲みやすくなりますが、加水しすぎるとバランスが崩れてくる気がします。
ほんの少し加水しながらゆっくり楽しみたい上質なウイスキーだと思います。