ウィスキー名:シングルグレーンウィスキー富士
容量、度数:30㎖、46%
原材料:グレーン
販売者:リカーライブラリー
今日は「シングルグレーンウィスキー富士」をご紹介いたします。リカーライブラリーさんの量り売りです。
リカーライブラリーさんのホームページより
①富士御殿場蒸留所で造られているバーボン業界で広く使われているダブラーという形式の蒸留機による原酒
②単式蒸留器によるカナディアンタイプの原酒
③連続式蒸留機による原酒
の3種類の異なるタイプのグレーンウイスキーをブレンドしている、フルーティーで豊かな香味が味わえるウイスキーとなっています。
【蒸溜所について】
1972年にキリンビール、シーグラム、シーバスブラザーズの3社によって設立されたキリン・シーグラムによって同年にたちあげられた富士御殿場蒸留所。
各社のノウハウを活かした蒸溜所となっており、1つの蒸溜所でモルトとグレーン原酒を製造、熟成ができるようになっています。三宅製作所製のポットスチル6基に加え、グレーン原酒製造用にマルチカラム、ビアカラム、ケトル、ダブラーも所有しており様々なタイプの原酒を製造しています。
2017年には国際的コンペティションの1つであるIOW(アイコンズ・オブ・ウイスキー)にてマスターブレンダーの田中 城太氏がマスターディスティラー/マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤーに選出されるなど国内外での評価も高まっている蒸溜所です。
生産地域:日本
蒸留所名/製造元:富士御殿場蒸溜所
カテゴリー:ウイスキー/シングルグレーン
アルコール度数:46度
【公式テイスティングノートより抜粋】
<香り>
パウンドケーキ、マロングラッセ等を想わせる甘く芳ばしい香り。白ブドウやオレンジピールを想わせる華やかなフルーツ香
<味わい>
口当たりはやわらかく、オレンジ・マーマレード、ラズベリージャム、ビターチョコレートなどの風味が複層的に感じられるほのかなライ麦パンやシナモンを想わせるスパイシーな香り
<フィニッシュ>
優しくほんのりとした甘さ、ほのかな香木(伽羅・白檀)の香り、心地よく続くウッディでスパイシーな余韻が心地よく続く
では実際に飲んで行きましょう~
<色合い>
- 綺麗な琥珀色
<香り>
- 微かに甘い香り
- 飲み進むと甘い香りが強まります
<味わい>
- 甘露な甘い味わい
- バーボン系のこってり感。でも癖のある味ではありません
- 46%の度数ですが、飲みやすく後を引く癖になる味わいを感じます
- マンゴー、完熟したバナナなどの風味です
- 余韻は酸味のあるふくよかな甘みが、じんわりとしばらく残ります
- 半分くらいの分量加水すると甘みは穏やかになり、丁度よい感じになります
- 加水後の余韻は、クリーミーな穏やかな味わいが静かに残ります
キリンのシングルグレーンウィスキーになります。富士シリーズは飲んだことはありませんが、初めて飲む富士が、シングルグレーンウイスキーというのも、変わったアプローチだったかもしれませんね。
グレーンウイスキーと言うと、もっとバーボンに近い味わいを想像していましたが、思いのほか飲みやすく、爽やかなクリーミーな味わいに驚かされました。
加水しても極端に味わいが薄くなることは無く、しっかりした味わいを感じることが出来、丁寧に作られていることが判ります。
富士シリーズは、リカーライブラリーさんでもう2種類販売されていますので、是非とも近いうちに飲んでみたいと思います。