今日は、ウリボウ物語③にお付き合いいただきまして、誠にありがとうございますうり~。
前回は中途半端なところで終わってしまい失礼いたしました。今回は、ある程度きちんとお話をお伝えできると思います。
少しの間お付き合いいただければと思いますうり~。
過去のお話をまだお読みでない方は次のリンクをご参照いただけると幸いです。うーりうーり。
まずは、兄貴から衝撃の事実を伝えられたシーンから再現するうり~
兄貴「お前ら、自分たちのことをパチモノっていっているがそれは違うぜ」
2匹「えーっつ、それはどういうこと・・・」
兄貴「これを見な」「旅先で仲間が首から下げていたものだ」
兄貴は、仲間が首から下げていたという版権のタグを2匹に見せました。
いまでもネットを注意深く検索すると、仲間がこのタグを首からぶら下げて映っている写真がでてくることがあるそうです。
メソ「それじゃ、ぼくたちはパチモノじゃないんだ!うり~(喜びのうり~です)」
プリ「やっぜうりっ」
三匹そろって「うりうりうり~」
メソ「でも、にわかには信じられないうり~」
兄貴「でも、喜んでばかりはいられないんだ」
プリ「どういことだ兄貴」
兄貴「お前らどんな感じで、一体いくらで売られていた?」
メソ「たしかザルか木の器にまとめて入れられていた気がするうり~」
プリ「たしか300円くらいだった気がするうりっ」
兄貴「考えてもみろよ、版権商品がそんなに安いはずないだろ。また何で商標ダグかシールが俺達には付いてないんだ。版権を申請すれば、きちんと版権管理会社からシールやタグなどが送られて来るはずだろ」
メソ「じゃ、やっぱりぼくたちは、パチモノなの。悲しうり~」
プリ「兄貴、喜ばせておいてそれはないぜ。うりっ」
兄貴「まあ、売れ残りの処分品ってこったな。販売期間もあるし、版権者に約束した販売価格もあるから、シールかダグは廃棄して、捨て値で売られていたってことだ。最悪製作所の横流品って線もあるが、それはまずないだろう」
メソ「パチモノではない分、少しはましだけど、気持ちは晴れない感じうり~」
プリ「確か俺たちの名前はラッキーとか適当な名前だった気がする」
メソ「全員に一匹一匹に素敵な名前があるのにひどいうり~」
兄貴「まあ、過去は過去。おまえらは今お世話になっている旦那さんと幸せに暮らしていて、毎日仕事にもあり付いているんだから、良しとしようぜ」
三匹「うりうりうり~」
プリ「ところで兄貴、昔は笑った顔じゃなかったかい?うりっ」
兄貴「・・・・・」(しばらく、固まっているようです)
次回は、硬直からとけた兄貴が語った、悲しい話をお伝えいたします。
実は、ザルに入れられて売られていたぼくたちですが、顔の表情により、人気不人気があったようです。
一番人気はトホホ顔の僕、メソ。二番人気が怒りんぼうの、プリ。いつも笑っている兄貴は、なぜか眉も目も線で描かれていたため人気が無かったようです。
どうも兄貴の話はその辺の事情が複雑に絡んだ話のようです。引き続きお読みいただければ幸いです。うり~。