ウリボウ物語 幕末編③ 歴史改変!?

今日は、ウリボウ物語幕末編③にお越しいただきありがとうございます。

だんだんクライマックスに差し掛かって来ました。

今の日本惨状を憂慮した兄貴とプリとメソのウリボウ達は、いよいよ歴史改変に向けて動き出しました。

タイムスリップしてきた先は、幕末の大阪城。鳥羽伏見の戦いの真っ最中!!

さあ、どうなのるのでしょう~

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私は、ウリボウのメソと申します。兄貴に連れられ、笠間市の佐白山のランダムアクセスポイントからタイムスリップして来ました。

飛ばされた先は、幕末の動乱の最中のタオば伏見の戦いのクライマックス。

この戦いで、幕府軍は薩長の謀略より朝敵とされ、その後の歴史では散々なことになっていきます。

ここは、幕府軍の踏ん張りどころ。今の残念な日本社会にならないためにも、兄貴等ウリボウ達の活躍に日本の運命がかかっています。

 

大阪城代の牧野の殿様はウリボウ達の話に耳を傾け、慶喜将軍に主戦派をなだめ、反乱軍にならないよう戦いを止めて、一大名として朝廷に使える方策を建言することを決意しました。

兄貴と2匹:『うりうり~(急ぐんだ~)』

一行が城内の慶喜将軍の在所にいくと・・・

 

がらーん~ もぬけのから・・・

ウリボウ達:『だれもいないうり~』

牧野城代:『これは一体どういうことだ!』

 

ここからは、私ウリボウのメソがご説明いたします。

厠で隠れていた、逃げ遅れた小姓が話すには、上様(慶喜将軍)は、幹部らを伴い、大阪湾に停泊していた幕府の軍船 開陽丸に乗って自分達だけ、こっそり江戸に逃げ帰った、とのとだったのです。

メソ:『トンズラうり~』

プリ:『なってこったうりっ』

激戦の最中、将軍の逃走。つい先日、城を枕に討ち死に覚悟で戦うと言っていたのに・・・

大阪城代、牧野貞明は、置きざりにされた会津をはじめ幕府軍の将兵共々徒歩で江戸まで帰参することになったのです。彼は、この一件で、戦いの負けを確信するとともに、徳川の世が終わることを確信したようです。

 

牧野貞明以下、維新後の笠間藩士の生活は、貞明が爵位を得たものの、多くの藩士の生活は決して楽なものではなかかったようです。

徳川家はその後も、命脈を保ち、都内の一等地に広大な不動産有し、裕福な暮らしをしています。

ウリボウ達のご主人さまが訪問した際には、『牧野殿のご家臣ですか。あっそう』と言われ、歯牙にもかけないそぶりに、悲しい思いをされたそうです。

こんな人たちだからか。汚い薩長、情けない愚かな徳川。日本は、実は幕末以降、内情はトホホな歴史の流れが、悲しい真実だったのかもしれません。

兄貴の歴史改変は失敗に終わりました。

 

錦の御旗を手に入れ官軍となった薩長の軍隊は、大阪城に押し寄せてくるのでした。

ご主人さまのご先祖様たちは、なんとか牧野の殿様(大阪城代)を、早馬(籠)で江戸に向かわせると、殿(しんがり)の部隊と今後の方針を決めるのでした。

まあ、決めると言ってもどうやって逃げ延びるか?ということくらいですが・・・

 

そこに勘定方の小野さんがやってきます。彼の話では、御用金18万両が残されたままになっていいるとのことなのです!!

メソ、プリ:『今のお金だといくらくらいになるうりか』

兄貴:『18万両はざっくり300億くらいかな』※

メソ、プリ:『すごいうり~』

※あまり自信ないです。信じないでくださいね

 

ここからは、また私メソが事の顛末をお伝えいたします。ご主人様のご先祖と小野さんたちは、18万両を江戸へと運ぼうとします。

薩長の追撃や野盗たちから、お金を守って無事に江戸まで、18万両を届けることができるでしょうか?

陸路を通って江戸に向かった殿さまから、早馬で指令が来ます。大切なお金だから・・・・死守せよと。

 

急いで殿(しんがり)部隊とともに、江戸に帰参する輸送部隊が編成され、出発することになりました。

薩長軍は目前まで迫ってきています。やがて砲弾の雨あられ。薩長の小隊が追いついてきます。ウリボウ達のご主人様も刀を抜いて戦います。

メソ、プリ:『す、すごいうり。テレビの時代劇みたい。』

兄貴:『笠間藩では、歴代の藩主が剣術を奨励したので、藩士の剣術の腕前は関東屈指といわれている』『ご主人さまのご先祖、上段に構えているあの構え、示現流か』

 

メソ、プリ:『示現流はにっくき薩摩の剣術じゃないの?』

兄貴:『笠間藩では、唯心一刀流 と 示現流 が二大流派になっている。示現流でも不思議ではない。むしろ兵装が近代化しつつある江戸末期でも、示現流は有利だ。

肉厚の刀で示現流使い手にきられたら、肉の薄い刀で受けても、脳天から刀も頭も真っ二つ。ケサに切られておしまいだ!』

メソ、プリ:『そうはいっても刀の切れ味も落ちてきているみたいうり~』

兄貴:『人の肉は、脂身が多い。剣戟が続けば刃こぼれもするし、次第に切れ味は鈍る。このままだどまずいな・・・』

多くの敵兵を倒している一行でしたが、旗色はどんどん悪くなってきています。そしてさらに新手が側面から現れました。

率いている将兵は、すらりとした長身の侍です。一体誰なのかっ!!

 

ウリボウ物語 幕末編④に続きます。

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