紬とウィスキー ~ウイスキーブログと着物生地のブログ~

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前から行きたかった懐かしい場所 『横塚山古墳』

前から行きたかった懐かしい場所 『横塚山古墳』

そこは、奥さんの実家に帰るときに通る国道407号線沿いにある小さな小高い雑木林です。

いつから、懐かしい場所と思うようになったかは記憶に定かではありませんが、30年前くらいからは横を通るたびに、いつかは降りて小高い林の中に入って見たいと思うようになりました。

そうこうしているうちに、そこが古墳であることが分かり、「墳墓であるため、人を懐かしく思わせ、引き付けるものがあるのではないか」と考えるようになりました。

まったくの当て推量ですが、1000年以上前に今の私と血がつながる人たちが、その辺で暮らしていて、魂とともにその墳墓に埋葬されたのではないかということです。

高温多湿の日本では、数百年も経てば、跡形もなく骨などは残らないかもしれませんが、魂だけはその古墳に残っていて、そばを通る私に、『いつかは遊びにおいで』と呼び掛けているのではないかと、感じられるのです。

そして、その当時のそこで暮らした人々との楽しい思い出、悲しい別れ。多くの出来事があったからこそ、懐かしい場所と、わたしが思うのではないでしょうか。

そんな錯覚とも思えるデジャブーが感じられる場所なのです。

今までそういう場所は、他にも、たまにあるにはありましたが、ここまで長い間、そう思い続けた場所は他にはありませんでした。とっても不思議に思っています。

 

今週の日曜日に初めて、この古墳の近くに車を止めて、古墳に踏み入ることが出来ました。

過去、車を止めて、古墳に行こうとしたことが何回かありましたが、国道407号は車の交通量も多く、そばに適当な駐車スペースもなかったため、行くのを断念してきた経緯があります。

今回は、奥さんも一緒でしたので、少し先の農道に入り、少しの間、奥さんに車で待っていてもらいました。

夏も終わりに差し掛かり、陽射しも少しは弱まってきましたが、蝉の声がかなり響き渡り、時折り吹く爽やかなそよ風が、少し不思議な空間へ私を誘ってくれているような気がします。

鬱蒼した草むらを迂回して、国道の方に進むと、そこには『横塚山古墳』の案内板が建てられていました。

この古墳は、前方後円墳で一部は国道に削られてしまっています。古墳の上の木は、もともとは無かったと思います。

長い年月の間に、生えては切られを繰り返して、直近の数百年の間はこのような状態だったのではないでしょうか。

古墳に中に分け入ると、だいだい色の花と、天照大神の石碑が佇んでいました。

だいだい色の花は、ヒガンバナ属の「キツネノカミソリ」です。静かに群生しています。

この古墳からは埴輪などが出土したらしいですが、墓所自体は調査されていないようです。

この辺は、古墳以外の畑からも埴輪などの出土品が発見されているようです。

懐かしいと思っていた墳墓には小さな石碑があるだけでした。少し先には、クロアゲハがたくさん、夏の暑さをしのいでしました。

マムシも出そうでしたので、長居はしませんでしたが、もう少し下草が刈られていたら、しばらくその場に留まっていたい衝動に駆られたと思います。

 

アマテラス、スサノオ・・・古代の神話の世界が頭の中を駆け巡ります。古墳の世界は奥行きが深いです。

 

今、お邪魔している、オヤコフンさん(id:massneko)のブログには、古墳の魅力がいっぱいにあふれています。

massneko.hatenablog.

また、推薦図書として、おススメいただいた明治大学の大塚先生の古墳の本は、古代史のロマンにあふれた名著だと思います。

是非一度、大塚先生(先だってご他界されました)や、オヤコフンさん(id:massneko)のように、古墳の世界を巡る旅をしてみたいと思います。

古代史浪漫にあふれた素敵な旅になると思います。

 

私がこの世から、いなくなった後、さらに1000年後、2000年後、今の私のように、『横塚山古墳』を訪れた誰かが、懐かしいと思う体験をするかもしれません。

私は先ほど、血のつながりと書きましたが、それよりはむしろ、『心のつながり』なのかもしれません。

この場所を訪れて、このような素敵な場所で、「大切な人々との素敵なつながりを思い出したいと願える人なら、誰でも、懐かしいと思える追体験ができる」のだと思います。

少なくても、私はそう願いたいです。

 

今、ウイスキーを飲みながら、このブログをまとめてきました。今日のウイスキーは、モンキーショルダーのスモーキー版です。

単に煙いだけでなく、コクがあり年輪を重ねたような甘みと旨味も同時に感じられ、スコッチの銘品だと思います。

琥珀色のグラスをじーっと眺めていると、古代の歴史の流れの中に、タイムスリップしてしまうような幻想に駆られます。

時折、扇風機から送られ来るリズム風が、『横塚山古墳』を吹き抜けていたそよ風のように感じられました。

明日一日が終わると、少し時季外れな私のお盆休みも終わるのでした。

今日はここまで、私のとりとめのない話にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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