今日は私の好きなウィスキーの1つであるジョニ黒を振り返ります。このウィスキーは、オークションで出ているものは、旧ボトルでもいまだに沢山あり、入手するのは50年代~60年代初頭のコルクキャップでラベルに紋章が入っているもの以外、比較的容易です。
ただし、コルクキャップの高いボトルを入手しても、いざ開封してみると変な匂いがしたり、味がまったくしなかったりとボトルの状態によって様々です。
写真のボトルは、下の帯に12年の表示がある80年代のジョニ黒です。一番入手しやすく、当たれば美味しいのが70年代のものですが、それに劣らず入手しやすく美味しいのが、この年代のジョニ黒です。
ただし、最終的には開封してみないとわからないのですが、写真のようにボトルの肩口付近まで内容物が目減りしているものや、ラベルの劣化が激しく澱のあるものなどは、開封しても美味しくないケースが比較的多いです。
写真のボトルは、ぎりぎりのラインです。昔は、海外旅行のお土産の定番としてもらって喜ばれるウィスキーの代表格で、国内で購入すると1万円はした高級ウィスキーだったと記憶しています。
ジョニーウォーカーはスウィングが15年物で、黒ラベルは12年ものです。古いボトルは結構外見は似た感じが多いのですが、スウィングが客船の揺れにも耐えられるようにスウィングする作りになっています。一見スーパニッカのボトルに似た感じです。
ジョニ黒の形状は、最近までボトルのスタイルは変わらなかったのですが、一目見ただけで、ジョニ黒かジョニ赤かな、とジョニーウォーカーを連想させる形だと思います。
80年代のボトルは60年や70年にくらべてハズレが少ないと思います。味もそれ以前のボトルに近いコクがあり風味も豊かで、飲みやすい軽やかさを備えている気がします。おすすめの飲み方は、ストレードが一番ですが、ハイボールや水割りでもおいしくいただけます。
オークションでは、その他大勢のセット売りの仲間たちの1本として入っていたり、70年代や90年代のボトルたちとのセット販売が結構多いです。
1本当たり、2,000~3,000円で買えるのも魅力です。飲んだことのない方は一度飲まれることをおススメいたします。