今まで数多くのミニチュアボトルを落札して飲んできました。数十年前のボトルも多く、状態もまちまちです。
ミニチュアボトルの良い所は、フルボトルだと買えないような貴重なボトルでも、気軽にフレンドリーな価格で飲むことができるのが、最大の魅力です。
なお、意外と、これは結果オーライ的なところですが、状態が良いケースが多かったのも、個人的には良かったと思っています。


でも・・・許容範囲が広い私でもこれはどうかな?と思う状態のミニチュアボトルもあります。この写真のボトルは、飲むのがためらわれて今まで残るべくして残った感があります。
見た目が非常に悪く、しかも力をいれてもスクリューキャップが微動だにしない。
少しずつとがった道具でこじ開けるようにして開栓するのですが、慣れた私でも手こずると5分くらいはかかります。


苦労して開栓してみても、このような場合は残念な味わいのボトルも散見されますのです。
主な原因は、ひとえに保管状態状態が良くないいボトルが多いからです。
今回のレッドやハイニッカなどはまさにその類ですね。まあ、一応頑張って開栓してみましたが、詳しいコメントは控えさせていただきます。
中味が入った状態だと捨てるに捨てられないので、頑張って開栓しましたが、オークションではミニチュアボトルも状態を見て、落札した方が良いと思います。
古いものはだいたいすぐには開栓できないものが多く、状態もまちまちなのですが、値段も安いので『まあこんなもんか』という割り切りも必要かと思います。
今回はウイスキー以外にカルバトスもありました。カルバトスとは、リンゴのブランデーのようなものです。※
※グーグルのAIによる解説では
『カルヴァドスとは、フランスのノルマンディー地方で造られる、リンゴを原料としたブランデーのことです。発酵させたリンゴ(シードル)を蒸留し、オーク樽で熟成させることで、芳醇な香りと深みのある味わいが生まれます。』
頑張って開栓して少し飲んでみました。向かって左側から・・・
- ハイニッカ⇒アルコール分は39%。ドライな感じでしたが、今一つウイスキーのよう味わいではなかったです。飲めなかったです。
- サントリーレッド⇒アルコール分は39%。アルコール感は全くなし。飲めなかったです。
- カルバトス⇒甘酸っぱい青りんごの香り。飲めなくはないですが、アルコール感は乏しく、味わいもそれほど感じませんでした。飲めなかったです。熟成感はあるので、状態がよければ、オタールのXOのような味わいがする予感がします。
まあ、こんな結果ですよね。最後のカルバトスがまあまあ飲める可能性がありましたが、その前の2本にツラレてしまった感じがあります。
このボトルの名誉のためにも、そのうち状態の良いものを落札して、じっくり味わいてみたいと思います。
この記事を書きながらも、カルバトスのグラスからは甘酸っぱい良い香りが漂っています。本来実力はあるお酒なのだと思います。
今日はしょうもないご報告で、申し訳ございませんでした。オールドミニチュアボトルの落札にあたって少しでも参考になれば幸いです。