ウィスキー名: ベル陶器ボトル チャールズ皇太子、ダイアナ妃ご成婚記念ボトル
容量、度数:750㎖、43%
原材料:モルト、グレーン
購入価格:セット購入(5本で7,150円:税込)送料:1,200円 佐川急便購入場所:gold-liquorヤフーShop
今日はブレンデッドウイスキーの「ベル陶器ボトル チャールズ皇太子、ダイアナ妃ご成婚記念ボトル」をご紹介いたします。

先日、gold-liquorヤフーShopさんから5本セットで購入したウイスキーです。

今回のウイスキーは、世界の銘酒辞典で見つけることができませんでした。1999年の4月に発行された「ブレンデッドスコッチ大全」(土屋 守)を見ると、この当時に限定ボトルとして発売されたとあります。
このボトルが該当するかは定かではありませんが、時代は前回ご紹介した1970年代のボトルよりは新しいかもしれませんね。


ボトルには1981年7月29日とあります。
この日は、お二人の結婚式典が セント・ポール大聖堂 で挙行された日。祝典は結婚式前夜夜から始まりハイド・パーク では1万2000発の花火が打ち上げられ、国中がお祭り騒ぎになったということです。
全国民あげての大祝賀祭は1953年 のエリザベス2世戴冠式以来のことで、このウイスキーにもその国民の祝賀の思いがこめられているのではないでしょうか。
飲むのが楽しみですね。
さて、例によって試飲の準備をしていると、このボトルもコルクが折れて、ボトルの中に入ってしまいました。

仕方がないので、このボトルの中身もブランデーのバカラの空き瓶に移し替えようとしたところ、バカラのボトルの在庫もありません。ブログマスコットの兄貴も焦っているようです。
仕方がないので、奥さんがお風呂に入っているスキにこっそり台所に侵入し、キッチンペーパーでコルクくずを濾していたところを奥さんに見つかり、大目玉。

厳しいお叱りまで受けて、なんとか試飲まで持ってきました。この努力は報われるでしょうか?
それでは飲んでみましょう~

<色合い>
・やや薄い琥珀色です
・前回のベル陶器ボトルより少しだけ薄い感じです

<香り>
- 最初に少しだけツンとアルコール感
- 開栓中はフルーティーな香り
- 開栓後は澄んだ木の樽の香り
<味わい>今回はストレート中心で飲んでいきます
- 最初は柔らかくオイリー
- ふくよかで滑らかに喉を通っていきます
- これがブレンデッドウィスキーかと思えるほど洗練された味わい。
- 過去に飲んだブレアソールやインチガワーの旨味が凝縮されている気がします
-
華やかな味わい。香りながら味が五感をくすぐります。これほどのブレンデッドウィスキーは過去飲んだことがありません
- 時間を置くと華やかな味わいは穏やかに収斂しますが、旨味と滑らかさは続きます
- 3割程度加水するとさらにまろやかさが増し、香りもあらたな局面に移行します
今回は5本セットで落札したウイスキーの中から、チャールズ皇太子、ダイアナ妃ご成婚記念ボトルご紹介いたしました。
奥さんに怒られながらも、頑張って作業した甲斐がありました。私が過去飲んだ中でもトップクラスの旨さです。おそらくモルトウイスキーの占率が7割近くはあるように思えます。
しかもキーモルト原酒はよりすぐりのものを使っていると思います。 チャールズ皇太子、ダイアナ妃お二人のご結婚をお祝いしたいという気持ちが込められた珠玉の名作ではないでしょうか。
上品な洗練された味わいが私にそう語りかけてきます。
飲む前は、皇室の方をデザインに取り入れるからには、さぞかし美味しいウイスキーなのではないかという期待感が膨らんでいました。
今回の試飲はその期待を決して裏切ることはなかったです。このウイスキーの生みの親であるアーサー・ベルは「複数の良質なモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドすれば、シングルモルトよりも多くの人々の口に合う優れたウイスキーになる」という信念がありました。
それがまさに結実したのが、今回のボトルのように思えてなりません。あらためて前回の陶器ボトルも飲んでみましたが、おいしいいのですが上品で洗練された味わいという面では、今回のセレブレーションボトルに軍配が上がります。
このウイスキーは、是非ともシングルモルトウイスキー信者にも飲んでいただきたい逸品だと思います。
ベルのキーモルトである、ブレアソールやインチガワーのオールドモルトが楽しめるが、ベルのオールド陶器ボトルの良いところだと思います。
今回のボトルは今まで飲んできた数々のキーモルトであるブレアソールやインチガワーを彷彿させる味わいではないでしょうか。
引き続き参考までに、同ウイスキーの過去記事を添付しておきました。ご参考にしていただければ幸いです。


