ウィスキー名:ブラックプリンス陶器ボトル
容量、度数:750㎖、43%
原料:モルト、グレーン 購入先:ヤフオクストア、蔵王リカー
購入金額:3,520円(税込)
送料:1,200円(佐川急便)
今日は「ブラックプリンス17年陶器ボトル」をご紹介いたします。
すごく豪華な箱に入っています。箱を開けるとウイスキーのいい匂いがします。少し液漏れを起こしていたみたいです。
このボトルは、藍色の素敵な陶器ボトルでデザインもとても凝っています。前から欲しくて狙っていたボトルです。
オークションだと最近は人気が出ていて、なかなか5,000円以下では落札できない状況が続いていました。
今回は、多少液漏れしているということもあり、格安で落札できましたが、お味の方が気になるところですね。
なお、小さな冊子が付属していましたので、資料として写真を残しておきます。興味のある方はご覧ください。
このウイスキーは、以前黒い陶器ボトルをオークションで購入して飲んでします。
青い陶器ボトルよりも新しい年代のボトルかと思っていましたが、1984・1985年版の世の銘酒辞典に掲載されています。
青陶器ボトルよりも、黒陶器ボトルの方が古かったんですね。少し驚きました。
まだ黒陶器ボトルにはウイスキーが一杯分だけ残っていましたので、最後に今回のボトルと飲み比べてみました。記事の後半でその辺もお伝えいたします。
それでは今回のボトルから飲んで行きましょう~
コルクがすごいことになっています。折れずに抜けましたが、液漏れの原因が分かった気がします。
<色合い>
- きれいな琥珀色です
- ブログマスコットのウリボウと同じ色に見えます
<香り>
- 開封すると、しみいる様な甘い香りが立ちます
- とても優しいおいしそうな香りが広がります
<味わい>
- まろやかでコクがあり、とっても美味しいです
- 適度な酸味があり、とっても滑らかな味わい!
- クリーミーで飲みやすいです。古酒の変な風味は全くありませんね
- モルトの味わいがメインに感じられて、グレーンの癖はないですね。余韻もまろやかな旨みがじんわり残ります
- 少し加水すると、酸味が少し増し、フルーティーな味わいが現れます
- 余韻はややドライな味わいの中に、まろやかな旨みがしっかり残ります
黒い陶器ボトルとの飲み比べですが、その黒陶器ボトル、以前飲んだ時に感じだ古本のような風味は消え去り、濃いモルトの味わいがとてもダイレクトに伝わってきます。
最後の一杯でしたが、これは新たな発見かもですね。コクを重視する方は、この黒陶器ボトル、まろやかさを重視するなら、青い陶器ボトル。そんな感じでしょうか。
どっちもとても美味しく感じます。なお、黒陶器ボトルは、加水してもコクは弱まらず、芯のある味わいは好感が持てます。
以前の記事でも触れていますが、ブラックプリンスは、イギリスの14世紀の国王エドワード3世の王子で、黒い甲冑を身につけていたことから、ブラックプリンスと言われていたそうです。
海外との戦いでも戦果を挙げて活躍したことから、国内では人気の高い人物とのことです。そんな人物をテーマにしたボトル、美味しくないわけはないですよね。
キーモルトはキャンベルタウンのグレンスコシア。恐らく両方のボトルともキーモルトは変わらないと思います。
ストレートで飲んみた印象としては、グレンスコシア以外のモルトウイスキーの配分は両者で結構違うのではないかと思われます。
どっちがいいかは、まさに好みのみの問題でしょうが、個人的には青陶器ボトルが私のストライクいゾーンに迫る味わいだと思います。
なかなか手に入れることが出来ないボトルですが、青陶器ボトルは栓の幅が長いものも存在します。
時期的には黒陶器ボトル(1980年初頭)、青陶器ボトル栓幅短へ移行し、最後は青陶器ボトル栓幅長(1980年半ばから1990年代)といった流れではないでしょうか。
陶器ボトル以外にもブラックプリンスのボトルはあります。栓幅長の青陶器ボトルや17年物以外の他のボトルも入手して、楽しんでいけたらと思います。