丸底付巾着続々完成~

先週の金曜日は久しぶりに東京にも雪が積もりました。都内はたいしたことなかったのですが、保谷の駅に着いたら、雪が結構積もっていたのでびっくり。

道路の雪は、溶けかけていましたが、歩道にはたくさん雪が残っていたので、駅から帰る人は大変そうでした。

 

土曜日に朝起きてみると、すっかりいい天気になって、日の当たっている部分は、すでにかなり雪は溶けている様でした。

逆に日の当たらないところや歩道の一部などは雪がかなり残っていて、完全にすべて溶けるにはもう少し時間がかかりそうでした。

庭もすっかり雪化粧です。大きく育ってきたスナップエンドウは大丈夫でしょうか?気になります。

たいした防寒対策をしていないうえに、今回の雪で枯れてしまわないか心配です。なんとか頑張ってくれそうな気配です。

 

さて、毎日コツコツ作っている丸底付巾着。最近はいろいろな生地で作っています。

瓦模様の小紋、古い絣の交織の生地、木綿のハギレ、手織り真綿紬など、生地の材質は様々ですが、いろいろな大きさのものを作るようにしています。

縫いあがりの完成度は、型紙の精度によるところが大きいので、今5パターンある型紙を再度計測し直して、厚手の透明のプラスチックで、再度作り直しておきたいと思います。

厚手の硬い材質で型紙を作っておくと、生地の切り出しが素早く出来て、作品作りの効率が格段に上がります。

特に透明の型紙だと、生地の歪みも併せてチェックできるので、すごく便利なのです。

まあ、こんな変なやり方で小物を作る人は他にいなくて、私のやり方などは参考にならないかもしれませんが、小物を数作る必要があるときなどは、すごく助かります。

 

あと、巾着づくりに欠かせないものに、裏地と生地補強用の接着芯、巾着の口を閉じるための紐があります。

年末は接着芯を数千円まとめ買いしましたが、最近は紐をまとめ買いしています。

処分品がオークション等で出る場合は、かなりの金額の紐をいっぺんに購入します。巾着一つ作るのに紐代だけでお金をたくさん使っていては始まりませんので。

平均すると中型の巾着で1mくらいは紐を使います。20m買っても20個作ると無くなる勘定です。

まとめ買いすると、結構使いやすい紐を発見したりします。次の写真の紐は、綿の紐で織り込まれた作りで、手に良くなじみ、巾着が使いやすくなる気がします。

一束20mで、590円でした。本来なら1,000円以上するものだと思いますが、このくらいの金額で買えないと、たくさん作るので、経費的にも厳しい感じがします。

ここ数日で4セット追加注文し、すぐ送られてきました。空色の紐もあるのですが、織りが微妙に違うだけで、20mで1000円以上するため、手が出ません。もう少し安くなるまで待つつもりです。

 

巾着作り、こうして考えてみると、

  • 着物をオークションで落札
  • 落札した着物を解き
  • 洗濯
  • アイロンがけしてビニールに入れストック
  • 型紙を選んで(場合によっては作り)
  • 生地を選び
  • 必要に応じて接着芯を貼り
  • 生地を縫い合わせ
  • 紐を選び、通して仕上げる

何気ない巾着のような小物作りでも、かなりの手数が必要になることが分かります。

それでも、作った物が誰かの手元で、可愛がって使ってもらっていると思うと、無性に嬉しい気持ちでいっぱいになります。

今回の丸底付巾着は、依頼を受けて研究した時、今持っている直線ミシンでは厳しいかと思いました。

作り方も仕覆のような凝った作りではないのですが、それなりになんとか形になって来たと思います。

これからも試行錯誤を続けながら、いろいろな種類の巾着を作って行きたいと思います。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 

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