今日は、先日ご紹介した木綿のハギレで丸底付巾着を作りましたので、ご紹介いたします。結構シックな感じに仕上がりました。
順を追って製作過程を見ていきたいと思います。最初は、型紙の選定です。いろいろな大きさの丸底付巾着を作りましたので、何パターンも型紙が出来てしまいました。
今回は、中小型の丸底付巾着を作りたいと思います。最近はこの大きさを作るのが一番多いかもしれませんね。
生地は、前回の生地の紹介記事で取り上げた木綿のハギレになります。厚手の生地なので今回は接着芯は使いません。
生地がどうしても端が歪んでしまいます。生地の地直しをしますが、私は下手くそなので、あまり改善しません。
しかたがないので、歪んでいる部分は、あまり使わずに廃棄します。
厚手の型紙を使うと、生地の切り出しはあっという間に終わります。10分もかからず、ここまで来れるので助かります。
2cmくらいで3回折ってアイロンをかけ、中表にして生地を針で止めて、紐通し口の印を付けます。
縫った所はアイロンで割って、紐通し口がきちんと上下の生地で同じ場所に空いているか確かめます。今回は綺麗に合わさっています。
実際に最後の仕上げ縫いのときに、紐通し口のどの辺に、ミシンが通るのかを確認しておきます。実際に折り、折目がきちんと付くようにアイロンもかけておきます。
次に内袋が表袋とサイズが確実にリンクするように、内袋の縫いシロを確認して決めます。
この時に、型紙で線を引くときに、チャコペンの寝せ方で数ミリずれるだけでも、最後の縫い合わせのときにシワが出来る時がありますので、きちんとここで確認しておくと安心です。
この後は、内袋、表袋を底を縫い付け、どんどん仕上げていきます。今回は内袋を最初に仕上げました。
底と側面が少しよれてしまいましたので、少し解いて再度縫い合わせます。ほぼ綺麗に縫い合わせることができました。完全に水平にはまだ縫えてませんが、このくらいであれば良いかもしれませんね。
円柱を円に切った生地の上に乗せて、予定の1cmくらいの縫いシロで問題ないか載せてイメージをつかみます。まあ、大丈夫でしょう。
それでも心配なときは、A4のコピー用紙を丸めて筒のようにして、円柱の中に入れると、縫い付ける円に切った生地の上で自立します。
このやり方だと、しっかり縫い付ける幅のイメージがつかめます。1㎝よりも少し狭めに縫うと良いかもしれませんね。
2か所ほど気になるところがあり、3割ほど解いて、縫い直しました。なんとかここまでくればいいと思います。
内袋と表袋を合わせます。ここで、先ほどアイロンで付けた折り目が役に立ちます。内袋の先を表袋で包んで、折り込みクリップで仮止めします。
碁石を3割ほど詰めて底の形を確認するとともに、表袋と裏袋の合わさり具合も調整します。確認後、直線ミシンで口の部分と紐通し口の部分を縫っていきます。
縫い合わせが完成したら、巾着に使う紐を選びます。最近オークションで購入した変わった編み方をしている紐が使いやすかったので、色は少し合わないかもですが、これを使うことにしました。
手芸綿紐(綿コード)カーキ色 20m税込で590円のものです。撚り方が手に馴染みやすく、持ちやすいのが良いですね。もう少しいろいろな色があったら買って置きたいですね。
小さな巾着でも、メートル単位で紐は減っていきますので、定期的に巾着の紐をストックしておくことを忘れないようにしたいです。
今回は、長めに紐を付けることにしました。場合によっては、長めの方が使いやすい時もあるからです。入れるものによって、持て余すようなら、切って結わき直して使っていただければと思います。
紐をそれどそれの紐通し口から2本通し、最後に余分な部分をカットすれば完成です。ミシンの自動糸切で残った余分な糸を、糸切ばさみでカットすれば完成です。
碁石を詰めてみて、バランスを確認してみます。まあまあですかね。
一番大変なのは、何と言っても底と側面の部分の縫い合わせです。これが綺麗に底の円と水平に縫えるようになるのが理想の姿だと思います。
まだまだ技術的には綺麗に仕上がっていると思えませんが、少しずつ慣れてきたことは確かです。
仕付け縫いがわりにミシンで縫い目を荒くして縫ってみたり、いろいろ試行錯誤はしていますが、今のやり方の方が上手くいっている気がしています。
なかなか(セミ)プロの方のブログやYouTube動画のように上手くは行かないのですが、経験則でなんとかこなせるようにはなってきている気がします。(それでも1個作るのに40分くらいはかかっていると思います)
できれば、30分で1個は作れるようになりたいと思います。
これからも丸底付巾着、頑張って作って行きたいですね。ここまでお付き合いいただきありがとうございました
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