昨日、一昨日と丸底付巾着を2個作りました。
先日落札した重要無形文化財の結城紬の単衣の着物をほどき、衽の部分を縫い合わせ、うすい空色の丸底付巾着も作ってみました。
納まり具合を確認するために、碁石を入れてみました。碁石などを入れると、安定感があっていいですね。
碁笥がわりにもなりますし、碁石袋は丸底付巾着が良いかもしれませんね。


ウリボウには、ここで退席していただき、指定のポジションに帰還いただきます。
アゲハマ(対戦中に相手から取った相手の碁石)を置く場所がありませんので、巾着の底の部分の予備の丸く切った布を代用品として置いてみました。
実際にこの用途で使う布は周りをステッチ処理か、ロックミシンでピコ縫い(包み縫い)をして使うと良いかもしれませんね。
普段は、碁笥袋の内蓋にし、対戦中はアゲハマ置きにするといった感じです。
いずれにしても、結城紬、重要無形文化財の色無地のものは、パステル調の色彩がとてもシックで、落ち着いた雰囲気がとても好きです。
ウリボウ達にも登場してもらい、色味を見ていただきました。
ただ、結城紬と綿の裏地を組み合わせても、生地が結果として厚めになってしまう場合、紐できっちり巾着の口の部分を閉じることが出来ないのも、少し気になるところです。
もう少し、いろいろな組み合わせを試みながら、試作を続けていきたいと思います。
ここまで、お付き合いいただいてありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。