府中の酒専門店の柏屋さんに伺ったら、たまたま白州の700㎖のボトルを買うことができました。(税込みで4,950円)
先日はファミマで180㎖のボトルを定価で買うことができて、ラッキーなことが続いている気がします。
白州も山崎も、それぞれをそのまま飲むのが一番おいしい飲み方かも知れませんが、白州は上品でフルーティーで爽やかなウイスキーです。
山崎は、フルーティーというより香木の様な味わいとモルトのうま味を感じさせるウイスキーだと思います。
共通して麦の美味しさを感じることができるモルト(原酒)だと思いますが、それぞれを半分ずつブレンドして飲んみようと思います。
以前名古屋に単身赴任していた頃も試みましたが、白州があるとききは、山崎がなく、山崎が手元にあっても白州が手に入らなかったりと、思うようにならなかった記憶があります。
幸い、現在手元にあるサントリーのウイスキーは、
- 山崎180㎖ 残り2本
- 白州180㎖ 残り1本
- 白州700㎖ 残り1本
- 山崎12年700㎖ 開封済残り7割
- 山崎18年700㎖ 開封済み残り3割
- 響初期ボトル700㎖ 開封済残り3割
- 響12年700㎖ 開封済残り3割
です。
響は、すでにサントリーの様々なモルトをブレンドして、グレーンウイスキーを加えたものになりますので、今回は特にブレンドの対象とはしないことにします。
さて、なぜ今回このようなことを思いついたかというと、先般酒育の会のセミナーに参加した時に試飲したウイスキーに、白州と山崎を半々ブレンドしたウイスキーを飲んだからです。(このボトルについては、後日記事にする予定です)
講師としてお見えになったサントリーの名誉チーフブレンダーの輿水精一氏が、その時試飲ウイスキーとして供されたものの中に白州と山崎を半々ブレンドしたウイスキーがありました。
このような割合でグレーンウイスキーを入れないで世に出したものは、とても珍しいとお話しされていたことが、記憶に焼き付いていたからかもしれません。
早速、白州と山崎の180㎖をそれぞれぞえ開封。少しずつお味見したあと、それぞれブレンドします。
あわせて飲むと私はバランス感よく、とても美味しいと思います。イメージとしては、グレンフィディックとバルヴェニーをブレンドした味わいに雰囲気が似ています。
グレンフィディックは白州と同様ソーダ割(炭酸割)にすると、青りんごの様な風味がしてとても美味しく飲めるウイスキーです。
一方バルヴェニーは、山崎のようにウイスキー自体コクがありウイスキーの麦の風味をしっかり楽しめるものです。グレンフィディック蒸留所とバルヴェニー蒸留所は敷地が隣接しており、経営も同じで、環境はサントリーの白州と山崎に酷似しています。
ファミリーマートや酒専門店で、山崎と白州をゲットできたら、是非とも一度はチャレンジしてみて下さい。
私は、とても美味しいと思います。ウイスキーとしてはまとまりが出て、のびやかなコクのある風味が楽しめると思います。
なお、ちょっといたずらで山崎の12年を少しだけ加えて飲んでみると、さらにコクのある風味とまろやかなが加速した感じがします。
さらに山崎の18年を少し加えて飲んでみると、これはまさに絶品の美味さになります。
山崎18年、オークションではついに10万を超えて、今はとても貴重なボトルになっていますが、以前はバーではもう少し気軽に飲めた酒でした。
こんなことをすると、罰当たりと言われるかもしれませんが、山崎18年は熟成感がかなりありますので、今回ブレンドしたものに、隠し味程度に加えるだけでもかなり美味しくなったのだと思います。
今後の取り組みとしては、uribouブレンドとして、
- 山崎250㎖
- 白州350㎖
- 山崎12年100㎖
- 山崎18年50㎖
をブレンドして、カミュのバカラの空きボトルに入れて愉しめたらと思っています。
ちなみに評判の高い響の初期ボトルも今回飲んで山崎18年まで加えた今回のブレンドしたものと比較してみました。
響の初期ボトルは、まさにサントリーの貴重な原酒で構成されていて、とてもおいしいのですが、キレのある深いうま味は、今回の最後に山崎18年を加えたブレンドした方に軍配があがります。
響の初期ボトルは、角がどれたまろやかな味わいは素晴らしいのですが、深い味わいという点においては、今回の山崎18年を加えてブレンドしたものには及ばない気がします。
手の込んだ遊びをしましたが、ウイスキーの愉しみ方は、いろいろあると思ます。シングルモルトについては、ブレンドして飲むのもありかと思っています。
割合や加水するかも含めて、ブレンダーになった気分でいろいろ試してみるのも面白いと思います。
そんな中で、自分が『飲みやすい』『美味しい』と思える飲み方を見つけられると、ウイスキーの愉しみ方はさらに広がるのではないでしょうか?
ウイスキーを敬遠されたり、縁のなかった方も、自分でウイスキーを工夫してお飲みいただくと、結構楽しめるお酒だと思っていただけると思います。
機会があれば、是非一度チャレンジしてみていただけると嬉しく思います。