ウィスキー シーバスリーガル12年 60年から70年頃流通 その2

今日は、以前取り上げました「シーバスリーガル12年 60年から70年頃流通」のボトルを再び開封しましたので、少し話題にしたいと思います。

 

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⇧写真のボトルはオークション等で確認できるボトルでは、最も古いボトルです。紋章の向かって右側のライオンが正面を向いているのが特徴です。

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⇧ライオンは、70年代初頭以降は横を向くようになります。モルトのコクのある風味が感じられ、マーケットでも人気はあるボトルですが、意外と高値は付かないのです。

 

その最大の理由はプラキャップの匂いがウィスキーに写り、パフューム(ケミカルな花や洗剤の香り)の影響で、好き嫌いが大きく別れるからです。(ちなみに私も苦手)

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定番のウィスキー特級。通関の番号も古そうです。丁寧に開けます。

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それでは飲んでみましょう!

 

 〇開封

ねじってすぐ開けることができました。

 

〇色合い

きれいな琥珀色です。

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〇香り
とても甘く香しい。プラキャップ臭は皆無!

〇味わい
  • 最初は、香りと裏腹に辛口でしっかりしたモルトの味わい。開封間もないせいか多少尖った味わい
  • コクがあり、キーモルトのストラスアイラの味わいよりも僅かにロングモーンっぽい風味も
  • 後味は木の樽の風味、フィニッシュはロイヤルサルートンのオールドボトルに少し似ています
  • 余韻は甘くてドライな麦の味わいがしばらく残ります
  • 次第に柑橘系のまろやかな酸味に変化していきます
  • シーバスの最大の特徴は水割りが美味しいこと。少しずつ加水しながら、味の変化を楽しむことができます
  • トゥワイスアップ、さらに3倍くらいまで薄めても、味わいは腰折れしません
  • ハイボールで飲んでも、炭酸との相性は最高です

 

■まとめ■
このラベルが普通に手に入る一番古いボトルだと思います。プラキャップの影響がでるボトルが多いことも注意点だと思います。私は5本くらい、このボトルは開けて飲んでいますが、飲めないボトルは4割くらいでした。

オークションで買う場合は、この紋章のライオンが中央を向いているボトルを買うより、80年以降のロイヤルサルートを買う方が、ストラスアイラの味わいが顕著に感じらると思うので、個人的にはおススメな選考だと思います。

最近オークションでは、ロイヤルサルートのオールドボトルも値段が高騰しつつあり(5,000円前後~7,000円くらい)、シーバスのオールドボトルの方が値段的にはかなり安く買えると思います。

いずれにしても、オークションでは当たりハズレは付き物ですので、澱がなくボトルの状態が良いものを選ぶようにした方がアタリの確率は高まると思います。

シーバスは90年代くらいまで、水割り(ハイボール)で飲む分には美味しく飲めると思います。

オークション経験が少ない方は、60年代のボトルを無理して狙うよりも、複数セットになっている90年代までのボトルセットを狙うのも手かもしれません。3~4本でオール込(送料・税金込)で数千円から10,000円以内で落札できるウィスキーだと思います。
 

 
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