紬とウィスキー

ウィスキーの感想と紬生地の愉しみ方などを掲載していきます!

ウィスキー(351)オスロスク12年2007 ファーストフィル ペドロヒメネス シェリーホグスヘッド フィニッシュ 56.3度 700ml

今日はオスロスク 12年 2007 ファーストフィル ペドロヒメネス シェリーホグスヘッド フィニッシュ レディ オブ ザ グレン 56.3度 700mlをご紹介いたします。池袋のJ’sバーさんでいただいたものです。

このボトルは、元銀行員であったグレゴール・ハンナさんが、スコットランドのファイフに2012年に設立した新進気鋭のインディペンデントボトラー「ハンナ ウイスキー マーチャンツ」のブランドなまります。販売価格は、12,400円(税込)でそこそこのお値段で数量限定で販売されていた模様です。
販売元の商品説明では、香り:チョコレートキャラメル、フルーツのコンポート、スパイス。味:ベーキングスパイス、リンゴの皮、乾燥ココナッツ、バナナ、砂糖漬けオレンジという謳い文句です。
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オスロスク蒸留所は、1972年、ブレンデッドウィスキーJ&Bのブレンド用ウィスキー供給目的で建設された蒸留所です。実際樽で熟成されたウィスキーは高評価で、シングルモルトとしても発売されました。最初の頃の発売されたウィスキーはこのブログでも過去ご紹介しています。
uribouwataru.com
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なお、オスロスクという名前は発音しずらいため、1986年からはシングルトンという名称で発売されることになりました。その後、ディアジオ社の傘下に入ってからは、マーケット別に商品を名をかえて販売しているようです。ただし、ディアジオ社は「オスロスク蒸留所」のほかに「グレンダラン蒸留所」、「グレンオード蒸留所」、「ダフタウン蒸留所」も所有していて、オスロスク蒸留所のシングルモルトである”シングルトン”という名称を、他の蒸留所が造るシングルモルトにも名称として冠し、シングルトンシリーズとしてアジア・アメリカ・ヨーロッパと市場を分けて販売する戦略をとっています。したがって、シングルトンといっても、その次の名称をしっかり確認しないと、オスロスク蒸留所以外のシングルトンを間違って飲んで(買って)しまう可能性もあるので、注意が必要です。
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さて、話を今回飲んだオスロスク12年2007に戻します。とても鮮烈な印象を受けました。
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甘い浸みこんでくるような香りが強烈にアタックして来ます。後味も複雑な余韻が長く続きます。すごいモルトだと感心しました。シェリー樽の後熟だと色も濃く、香りも強烈過ぎるものも最近は見受けられますが、その点のバランスはすばらしいものがあります。
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これは、すごい!と思ったのつかの間、最初の余韻が2口目以降は感じられないのです。シェリー後熟(フィニッシュ)のバランスが良すぎたことの裏返しか、原因はわかりませんが、2口、3口と飲むと平均的な味わいのシェリー後熟シリーズのモルトになってしまう気がします。私の舌が未熟だからだと思いますが、このモルトは兎にも角にも最初の一口の余韻を見逃すな!そんな気がしてなりません。

それでも、こんな貴重なモルトを3本セットで、とてもリーゾナブルな値段で提供してくれたJ’sバーさんには心から感謝したいと思います。それにしても、商品説明の謳い文句で味について「ベーキングスパイス、リンゴの皮、乾燥ココナッツ、バナナ、砂糖漬けオレンジ」とありますが、私が感じたのは最初にオレンジの風味くらいです。最初の後味が複雑過ぎて言葉に置き換える能力がありません。そしてその後味覚がマヒしたのか感じなくなってしまいました。ウィスキー飲みとしては失格かもしれません。

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