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キングオブスコッツ エクストラオールドの謎

 今日はこのブログでも何回も登場している『キングオブスコッツ エクストラオールド』について、今取り組んでいることをご報告いたします。

参考までに以前の記事のリンクも貼ります。

uribouwataru.com

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正直このボトルって1970年代後半に日本向けに開発されたボトルのようで、正規の輸入代理店がなかった割には、日本にたくさん入ってきているボトルになります。

2000年の世界の銘酒辞典にも掲載されていて、登場以来容量や度数の表記以外は、ほとんど容姿が変わらないで続いているボトルです。

発売当初は15,000円だった価格も、2000年には8,000円まで価格が下がっています。

それでも、14年の熟成年数を経たモルトやグレーン原酒を使っているので、そこそこ熟成感は楽しめるボトルではなかと思います。

なお、表記が86proof、4/5QUART表記までのボトルは、そこそこ当たりボトルがあると思うのですが、どうも43%、750㎖表記になったあたりから、グレーンウイスキーの味が目立ちすぎるきらいになっているようです。

いくつかのウイスキーブログでの評価もあまり芳しくなく、10段階評価で4~5くらいの評価になっています。

個人的には、70年代後半から80年代初期のものは美味しいボトルるがあるのではないかと思っています。

いろいろな資料を紐解いてみると、製造元のダグラスラング社は1950年の創業、その後このウイスキーの商標を買い取り(このウイスキーの銘柄は1886年誕生)製造を始めたのですね。

昔は、キャンベルタウンやアイラのモルトを使っていましたが、キャンベルタウンの蒸留所が廃業が続いたため、ハイランドやスペイサイドのモルトに切り替わっていったとの資料も見受けられます。

まあ、古いボトルであれば、スモークーでコクのある甘ったるさが目立たたない「当たりボトル」があるのではないかと考えた次第です。

そんこんなで、このボトル、オークションではとっても安いのです。

先日も2本で3,600円で落札しています。15,000円で売られていたものが、1割ちょっとの価格で買えるのはありがたい限りですね。

そしてこのボトルはハズレが少ないのも特徴です。

あと、ボトルが再利用可能なことは以前ご説明していますが、栓が独特の形状で、コルク栓のような痛みがなく、密閉度が高いのが良い影響をもたらしているのではないかと思います。

2本買ったのでは、飲み終わった後のボトルの再利用も考えて買いましたが、昔のキャンベルタウン・アイラ系の名残を残したボトルに出会えるのではないかという、希望もあるのです。

今回のボトル、2本飲んでみて、写真の先頭の1本はそれに近い味わいのような気がします。

気のせいかもしれませんが、アイラを思わせるスモーキーさと、グレンスコシアのような爽やかなコクを感じました。

これからも安い時にキングオブスコッツ エクストラオールド買い続けていきたいと思います。

世間の評価がもう少し良くなってくれても良いかなと思います。

とりあえず、ご報告まで。

 

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