ウィスキー名:余市 現行ボトル(2025年7月現在)
容量、度数:700㎖、45%
原料:モルト
購入先:ヤフオク(閉店バーの譲渡品)
今日は、「余市 現行ボトル(2025年8月現在)」をご紹介いたします。
久しぶりに余市の現行ボトルをじっくり飲みたいと思います。
終売になった白キャップ余市や年数表示のあるボトルは、しっかりしたモルトの味わいとスモーキーさが売りだった気がします。
それでは早速飲んでみましょう~
<色合い>
- きれいな琥珀色です
- すこし薄めの色合いです


<香り>
- 澄んだハッカ、次第にクリーミーな香り
- かすかにスモーキーな香り
<味わい>
- まろやかでコクのある旨み
- 昔のイメージより飲みやすく、モルトのさわやかな旨みを感じます
- スモーキー度合いはライトで、思ったほどではありません
- 飲み進むとバランスの良い、ウイスキーの旨みが体を包んでくれます
- 余韻はまったりする旨さが静かに残ります
- 少し加水すると酸味が少し出てきますが、味わいはまろやかでとても美味しく飲めます
- 加水後の余韻は優しい甘みと酸味、微かなスモーキーさが静かに残ります
久しぶりにじっくりと余市のノンエイジ(NV)ボトルを堪能いたしました。
今風の味わいにアレンジされていて、水割りでも、ロックでもとても美味しいのですが、この季節、ハイボールが絶品でしたね。
ストレートで飲むとスモーキーさはそれほど強く感じないのですが、ハイボールだと余韻で心地よいスモーキーさが感じられて、とっても美味しくいただくことができました。
最近のウイスキーは、ハイボールを意識した造りになっているのかもしれませんね。
次回レビューする宮城峡の現行ボトルも、ハイボールだととても美味しいのですが・・・
宮城峡の場合はハイボールにすると爽やかな酸味が炭酸と合い、ストレートで飲むときに感じたスモーキーさが感じられなくなるのが、好印象でした。
いずれにしても、ニッカのすごい所は、それほどプレミアが付かず、きちんと大手酒造メーカーの責任として、普通に手が届く美味しいウイスキーを販売しようという心意気ですね。とても評価できると思います。
サントリーのウイスキーも美味しいのですが、この辺の取り組みはもう一歩頑張って欲しいです。
一般庶民が美味しいものを安く、確実に楽しめるスタンスをもう少し重視していただけると、庶民によりそった優れた酒造メーカーだと言えると思います。
そんなに山の頂ばかり見ていると、ウイスキー離れが起きたときに見放されてしまいますよ(笑)。
少しはニッカを見習ってほしいと思います。