ウィスキー名:オーバン12年スペシャルリリース2021
容量、度数:30㎖、56.2%
販売者:B.BREEZE[ビーブリーズ]
今日は、オーバン12年スペシャルリリース2021をご紹介いたします。ビーブリーズさんの量り売りです。
ビブリーズさんのホームページより
『カスクストレングスでのリリースが珍しいオーバン。』
『オーバンは過去14年のオフィシャルを飲んで、美味しかった。今回も期待大だ~』アニキも気合が入っています。
では実際に飲んで行きましょう~
<色合い>
- 綺麗な黄金色
<香り>
- フレッシュなバニラ、微かに甘い香り
- 飲み続けるとボリューミーなクリームの香り
<味わい>
- 少し酸味の利いたキレのある味わい
- 高い度数故か、多少舌先や口の中がピリッと来ます
- 複雑な甘み、クリーミーな味わい、なかなかの逸品。黄色の果肉のこだまスイカが思い浮かびます
- 余韻は、やや甘い酸味の利いたクリーミーな味わいが切れ味鋭く続き、最後は爽やかな甘みが静かに残ります
- 加水すると、わずかな苦みとパンチの利いた甘みが目立つようになります
- 加水後の余韻は、元気の良い酸味とマイルドな甘みが結構長く残ります
過去オーバンは、オフィシャルの14年を新旧ボトルを比較したりしながら飲んで来ました。ボトルの個体差もあるかもしれませんが、私の好みは現行ボトルに軍配があがりました。
旧ボトルを有難がってばかりではいけないという、良い教訓になった気がしています。
今回の12年のスペシャルリリースは、従来のしっかりした味わいのオーバンの路線とは、若干趣を異にしている気がします。
その辺の違いの多くは、少し加水した後の酸味の部分だと思います。加水しないと56.2%の状態では、まったく違う土俵の上に立っている気がして、比較しづらく感じました。
従来のオーバンの味わい。木の樽の風味やしっかりした麦の味わいをモルティと称するのならば、明らかにこのオーバン12年は、従来の14年のオフィシャルのオーバンとは違った感性を突き付けてきているように思えます。
できればボトルを買ってじっくり味わいたい1本だと思います。
飲み手も造り手も絶えず進化している現代、このようなウイスキーとの出会いはイマジネーションをくすぐられる経験のように思えます。