ウイスキー(753)ブラックプリンス17年

購入年月日:2023年3月7日
購入場所:個人
購入価格:1,100円(税込 )
送料:東京都は1,150円(ヤマト運輸)

原料:モルト・グレーン
度数、容量:43%、750㎖              輸入者:不明

 

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今日は、3月7日に落札したブラックプリンス17年の陶器ボトルを取り上げたいと思います。

ボトル自体は箱も付いていて、結構きれいだと思います。箱はすぐ捨ててしまいました。瓶の色とマッチした黒くて艶のある紙の箱でした。

 

このボトルは、コルク栓が折れていて、開封するのに苦労しました。

製造元は、『 NORDREN McCALL LIMITED』?現在多く流通しているバーンスチュアート社のブラックプリンスではいのででしょうか?

コルクをボトルの中に落としてしまいましたので、移し替え作業も、落としたコルクを取り除く作業もしたため、小一時間くらいかかってしまいました。トホホ・・・

 

作業が終わるとウリボウ達も喜んでくれたようです。ここまで苦労したのだから、美味しいと良いですね~

 

それでは早速飲んでみましょう!

〇開栓

コルクはボトルの中に落ち、開栓は上手くいきませんでした。前述の通り移し替えの作業を必要としました。

コルク屑などを紙で濾して除去して、陶器瓶に再度戻しました。

 

〇色合い

やや薄めの琥珀色。穏やかな色合いです。

 

〇香り

  • かすかにアルコール感がありますが、少し甘めの穏やかな香り
  • 飲み進むとクリーミーな深みのある甘い香りが広がります

〇味わい
  • クリーミーでコクがありとても美味しいです
  • 熟した桃、プラムなどの味わい
  • 微かに古酒のエグミを一瞬感じましたが、飲み進むと全く気にならないレベル
  • 17年という熟成の年月を感じる重層的な深みのある味わいが感じられます
  • 酸味のある甘味が口の中に長く残ります
  • 最終的な余韻は少し古酒独特の古本のような風味と酸味のある甘味が交互後に訪れます
  • 加水すると舌先に酸味が集中して来ます。次第に上品な複雑な樽の味わいが感じられ美味しくいただけます
  • 加水後の余韻は、かなり穏やかでまろやかな味わいが静かに残ります
  • ストレートがおすすめですが、加水しての飲み方でも美味しくいただけました
  • まだ開封したばかりですので、今後の味わいの変化もフォローしていきたいと思います

 

■まとめ■

コルクが折れていたため、あまり期待はしていなかったのですが、複雑な甘い味わいに少し驚きました。正直美味しかったです。

ブラックプリンス17年は、この黒いボトルよりは、フラスコに似た青い陶器のボトルがよくオークションで見受けられます。

そのボトルは5,000円くらいはしますので、今回の1,000円ちょっとでの落札は、上出来なのかもしれませんね。

このボトルは、詳しくはデーターが無いのですが、1986年に、大韓民国のソウル特別市で行われた第10回アジア競技大会を祈念して、発売されたボトルではないかと思います。

ブラックプリンスは、イギリスの14世紀の国王エドワード3世の王子で、黒い甲冑を身につけていたことから、ブラックプリンスと言われたいたそうです。

海外との戦いでも戦果を挙げて活躍したことから、国内では人気の高い人物とのことです。

 

さて、このボトル、1986年のアジア競技大会を記念して発売されたものとすると、現行で多く流通しているバーンスチュアート社が製造しているブラックプリンスとは製造元が異なっている可能性があります。

ボトルに書いてある製造元は『 NORDREN McCALL LIMITED』。バーンスチュアート社との関係は不明です。

なお、バーンスチュアート社が手掛けていたブラックプリンスでは、グレンスコシア、ディーンストン、トバモリーが主要キーモルトになっているようです。

不明な点が多いこのボトルですが、詳しいことが判れば、また取り上げてみたいと思います。

 

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