ワクワク職域食堂

私が勤務しているビルの管理会社では、職域食堂を大手の外食チェーンのグループ会社に委託して、運営しています。

実際にはその会社さんが運営しているのですが、仕入れたの食材を無駄にしないように綿密な計画をたてて、運営していかないとうまくいかない面もあります。

立ち仕事で、次から次へとくるお客さんをサバかないといけないので、せわしなく、疲れる仕事ではないかと思います。

 

そんな中、ある事件が起こりました。先週末起こった事件は『ウインナー事件』と呼ばれ、職域食堂の歴史に刻まれる大変な事件になりました(笑)

いつものように並んでチャーハンのチケットを丼コーナーで渡すと、『バジル鳥とウインナーのチャーハン』を受け取り、空いている席に座りました。

その日は少し忙しかったので、せっせと黙々と食べていました。すると、すぐそばに、後から来た人も同じチャーハンを頼んで食べ始めまていました。

上の写真はイメージ写真です。実際の注文したものとは異なります。

uribouwataru.com

 

何気なく、お皿に目をやると、ウインナーがバジル鳥のそばに鎮座していて、とても美味しそうです。ううっ、私のお皿、ウインナー忘れられた・・・

しかも、その人はお味噌汁を飲んでいるではないですか!そうか味噌汁取るのを忘れたのです。バジルの鳥だけが寂しく残るチャーハンを食べながら、思いました。

誰が並んで食事を食べても、同じよなものが提供される職域食堂にならないとまずいな、と。

お味噌汁は空のお椀を渡すなど、取り忘れない工夫をして欲しいなと思います。

定食は、ご飯とお味噌汁は自分でよそる仕組みに変更になったのですが、チャーハンや丼は、多くのお客さんがお味噌汁を取るのを忘れて、単品だけで黙々と食べている人が多いのです。

 

原因を考えると、もう少し、誰かが毎日の来客の流れがスムーズに流れるまでは、目配りしてくれる人がいると良いかな、と感じます。

圧倒的に人員不足なのですね。マネージャーまで厨房に入って、作業をしています。下げ膳のベルトコンベアーシステムが壊れたり、ベテランの職員が退職したり、ルーチンのオペレーションがうまくいっていないようです。

慣れない人が試行錯誤で、開店ぎりぎりまで、ばたばた対応しているから、このようなことになるのだと思います。

ギリギリの運営から、ゆとりをもって運営する体制にするのにはどうしたらよいか。

キーワードは、『ワクワク職域食堂』への取り組みです。

目標をなんとか開店させる、というレベルから、もう少しお客さんに喜んでもらう、スムーズな運営ができる職域食堂にする!

という意識づけが必要なのかもしれません。スタッフもいろいろ考えて、仕事が前向きに取り組めるような環境になることが必要なのかもしれません。

上の写真はイメージ写真です。実際の注文したものとは異なります。

 

これは、おっかない顔の社長のところに行くしかないかもです。背広組の人間はバックヤードに1人くらいはいるですが、目線は社長を気にして、現場の人の困っている人のとこには向いていません。

でも、社長への言い方が考えないとですね。ブラック企業の某居酒屋チェーンでは、アンケート用紙に店の改善対応(要望)を書いたりしようものなら、社長からぼろくそにパワハラのシャワーを浴びることになるのです。ワ〇ミなどはその典型的な事例ですね。

 

おそらく、外食ってどこも似たような世界なのかもしれません。カンブリア宮殿で取り上げられる成功外食チェーンのような世界は、ごく一部で、大半は個性あふれる経営者が、良くも悪くも強烈なリーダーシップでけん引している現場が圧倒的に多いのだと思います。

 

近くの〇是の店長が『うちはブラックではなく、グレーです』と笑いながら言っていたのが印象に残っています。

それでもおいしお料理を頑張って提供できているのは、現場の責任者にかなり裁量権を持たせて、お店を運営させているからではないかと思います。

お客さんの接待で予約しても、『驚きと感動のクオリティ』を実現できるのは、お客さんが『おいしかった。ありがとう!』という言葉を言ってくれることが、一番の喜びと言ってくれます。

私たちもワクワクしながら、お店に行きますが、お店のスタッフもワクワクしながら、お客さんとの距離感も上手にとりつつ、生き生きと仕事をしているように見えます。

 

外食って、非常に難しく感じますが、外食だけが特別なわけはないと思います。日本の求められる仕事のクオリティは結構厳しいのですね。

愛知県でトヨタグループや三菱グループの仕事を見るにつけ、原価やコストにこだわる姿勢はとても厳しいものがあります。

でものような中でも、会社によっては下請けの重苦しい雰囲気ではなく、のびのびと仕事をしている会社が結構あることに気づかされます。

トップの最大の責任は、職場のそのような雰囲気づくりと、収益を生めるような切り口や仕組みをしっかり考えることだと思います。

自分で考えなくても、考える機会を与えて、楽しく取り組める環境を築くことではないでしょうか。

どこまでの事を言えるかわかりませんが、『ワクワク職域食堂』なんとか実現したいですね。頑張らなくては。そのためには、もう少しどうするかという考えなどをまとめて、アプローチしていかないといけないですね。

今夜はウイスキーを飲みながら、じっくり考えることとします。

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