今日は、ウイスキーレビュー記念すべき600本(杯)の回になります。
3年足らずで、よくここまで来たものだと思います。これからも頑張って、いろいろなウイスキーに挑戦しますので、引き続きよろしくお願いいたします。
さて、記念すべき600回は、4月上旬にバー、レモン・ハートにお伺いしたときにいただいた秩父蒸留所とのコラボしてつくられたボトルをご紹介いたします。
このボトル、おそらくそのうち100万円くらいに高騰するのではないかと思います。オークションでは人気沸騰中で、最近の出品価格は55万で出されていました。
さて、その夜飲んだのは一般には流通しなかったイチローズモルト。Malt Dream Cask For TMGとラベルには書かれています。
それでは早速飲んでみましょう!
〇色合い
綺麗なやや濃い目の麦わら色です。
〇香り
- バニラやハッカの香り
- 次第にクリーム・プリン
- 酸味とこってり感のある味わい
- 厚い味わい。とても8年弱の熟成とは思えない木の樽の風味も感じられる
- バーボン樽熟成とは思えないフルーティーで華やかな味わい
- 62.3%とは、思えない飲み口の良さ。ストレートでも美味しくいただけます
- 余韻は南国の黄色い系のフルーツの風味が長く続きます
味わいは、私にとっては、ストライクゾーン。一瞬シェリー樽熟成と勘違いするほど、フルーティーでクリーミーな味わいでびっくりしました。
バーボン樽と聞くと、こってり感があるところは納得できます。
フルーツのような余韻や厚みのある味わいは、思い出に残る一杯と言っても過言ではないかもしれません。
<ウイスキーデータ>
熟成年数: 8年弱
蒸留年 :2011年12月24日
ボトリング数:173本
カスク:バーボン樽
アルコール度数: 62.3%
デザートは、マスター特製の羊羹をいただきました。甘さを抑えた羊羹の味わいが、ウイスキーの風味と絶妙に合わさり、とても至福なひと時を過ごすことができました。
ウイスキーも羊羹も思わずおかわりしたくなりましたが、後に来るお客さんのために、我慢することにしました。
イチローズモルト 秩父 Malt Dream Cask For TMGは、残すところ、あとワンショット(30㎖)あるかないかだと思います。