購入年月日:2021年7月17日
購入場所:ビックカメラ有楽町店
購入価格:1,180円(税込)
商品状態:新品
原料:モルト
度数、容量:43%、200㎖
製造者:松井酒造合名会社
※京都の松井酒造とは別会社
今日は、鳥取県の松井酒造の「倉吉」をご紹介いたします。
飲む前に心配なこと。
実は、「メード・イン・ジャパン」「倉吉蒸溜所」と明記されていますが、輸入原酒がブレンドされていたり、国産原酒は他社生産のものであったりして、かなり問題になったことがあります。
日本はウィスキーを定義する規制が緩いので、そのようなことをしても、たとえ混ぜ物をまぜたとても法律的には問題ないのです。
しかし、松井酒造の行った行為は倫理的に問題視され、今現在でも心ある酒屋さんは、松井酒造の商品はあまり置きたくないというのが現状です。
最近のクラフト蒸留所や有名どころのメーカーですら、原酒不足の影響から自社のモルトに、海外や他社のモルトを混ぜて販売しています。
でも、きちんとそうすることの意味や事情が呑み込める説明をしている会社もあるのです。
ラベルはサントリー山崎の12年のラベルそっくり。あれだけたたかれて、まだこのラベルを使っている時点で、経営者としてのモラルや、コンプライアンスに対する意識が希薄だと思います。
ミズナラ樽などを使う手法もサントリーやイチローズモルトのパクリなような気がして、安易に成果だけを求める経営手法がいやーな感じを醸し出しています。
ホームページなどを見ると当初は、まじめにウィスキー作りに邁進しているように見えましたが、山崎そっくりのラベルなどを見ると、反省の色はないし、ことさらいいことを言っているのも気になります。
この問題は、経営者に責任があると思います。未だに原料構成を明示しない経営姿勢は、従業員がかわいそうな気がします。心ある従業員は悩んでいるのではないかと思います。
厳しいことを申しあげましたが、そろそろ実際に飲んでみたいと思います。
〇開封
ギザギザ付のプラキャップになっていますが、少し開封には力が要ります
〇色合い
麦藁色
- ライトでまろやかな味わい
- 飲みやすく、すこしドライ&ピーティーで飲み飽きない味わいでもあります
- 後味も甘みが柔らく残り、わずかにクリーミーなテイストも感られて美味しいと思います
- 総じて若い感じはしますが、バッテッドモルト(モルト原酒をまぜ合わせたウィスキー)としてはバランスがとれていると思います(欲をいえばどういう原酒構成なのかが分かると良いですね)