紬とウィスキー

ウィスキーの感想と紬生地の愉しみ方などを掲載していきます!

ビルの谷間で思うこと 人生いつも半目負け(くだらない話なので、時間がある方のみお読みください)

単身赴任から東京に戻って来て3カ月が経ちました。あれほど戻ってきたかったのに慣れない仕事のストレスと今後の身の振り方に悩む毎日。来年の三月までは給与は現行通りですが、今の仕事は事務職となるそうで、年収は三分の一くらい。全く同じ仕事と肩書で給与だけ減らす会社の方針には疑問を抱いています。雇用を確保するだけでも大変なのでしょうが、そろそろ会社との別れの時が来たのかもしれません。

(⇩ 会社の窓から見える雨の景色。私のブルーな気持ちのようです)

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それなりに収入に見合う仕事はしてきたつもりですが、大会社のふるいは画一的で、個人の希望などは総じて通らないものなのかもしれません。

 

今の勤め先は、新宿の高層ビルの中にあります。中学生の頃、熱があるのに出来たばかりの高層ビルの谷間をさまよったことがあります。方向感覚を失い自分がどこにいるのかわからなくなる恐怖。必死に駅に戻ろうとしているのに、さらに袋小路に入っていってしまう絶望感。

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人生の砂時計は残り少なくなり、自分の体力も衰え、傷んだ箇所をかばいながら通勤して・・・。必死に複雑な事案も解決して、会社から突き付けられた最後の選択肢は寂しいものでした。これから後輩のためにも制度がよりよくなることを祈りたいです。

 

以前研究所に出向して、ライフプランセミナーの講師とて、多くの企業でライプランを語り、ライフプランシートを作るように勧めてきましたが、ついぞ自分自身のプランは作らないままでした。(BSですが大島さと子さんと1時間番組に出たこともあります)

心のどこかでこうなることが分かっていたのかもしれません。人生なんて先が読めない。特に大企業になればなるほど上司や役員、部下とのめぐりあわせや、会社全体の業績や環境変化によって大きく影響を受け、辞めないで勤められただけでも幸運だったのかもしれません。

学歴などはあったほうがいいですが、東大卒で偉くなた人はあまりいなかったです。むしろ変化に対しての適応力や上司(会社)が求めていることへの貢献度がものをいう世界なのだと思います。

 

私の様な仕事の進め方だと、どうしても敵と味方ができてしまいます。今の職場でもそうです。調停の和解原案をまとめるために、利害関係者や弁護士との間に立ち、どうすれば全員が納得する回答が得られるのか?少しでも早く和解を成立させて、コロナ禍でピンチに陥っている相手方にも少しでも経済的な負担を軽減させてあげたい。

必死になって訴えても「請求権を放棄することはできない」。この金額がたとえ1円であっても・・・・なかなか調停はまとまらない。こんなことをしているうちに、窮地に陥っている企業は1社、また1社と潰れていく。中小事業者は保証があっても規模の大きな会社には保証がない。勤めているその企業には多くの従業員がいて、その家族もいるのに・・・・

 

日本の最大の欠点は現場が見えない人が、自分の立ち位置で物事を決めていることだと思います。原理原則が支配する世の中、ルールを守ることはある意味大切ですが、こだわりと自分の狭い了見と勇気のなさが、別な意味で多くの人の命や幸せを奪っているのも事実だと思います。

恐らく、やり方次第なのだと思います。でも今の仕事の職務経験3カ月の私だと弁護士などに立ち向かう戦術がないのも事実です。危機意識を持った人が、専門的な知識を持った人たちとタイムリーに意見交換し、物事を決められる有機的なネットワークが構築できないと、迅速に問題に対応することはできないのかもしれません。

 

話は横道にそれましたが、会社人生良いところまではいくのですが、囲碁だと最終的には半目負けが多い気がします。「良く頑張りましたね」。趣味の世界ではそれでお互いの健闘を称えあうことができますが、仕事の世界では半目の負けでも「負けは負け」で敗者はそれで終わりです。

半目といっても、囲碁をやらない人はピントこないかもしれません。テストの点でいえば100点と99点の差だと思います。1点の差が命運を分けるのです。

基本的な理念を構築して、企業に提案し「考え方を絶賛され」ても、最後はコンペになり僅差でライバル会社に敗れる。企業向け商品のような差のない商品は、最終的にはシステム開発力がすぐれている会社に軍配があがったりします。過去似たようなことが少しでも、成果になっていたら、決まっていたらと思う時があります。未練がましいですね。

 

過去他にもいろいろなことに挑戦してきて、あと一歩というところで挫折した経験もあります。その辺は追々書き留めておこうかと思いますが、今はこれからの事を考えないといけません。

こちらの希望は会社側に伝えました。そのうち会社は答えを出すと思います。こちらの希望が通らなかった場合(おそらくその可能性の方が高い)、自分の人脈で60歳からの就職先を探すことになります。

 

ビルの谷間で思うこと。人生いつも半目負け。いや今度こそ半目でいいから勝ちたい・・・です。(紬の着物生地とウィスキーたちに囲まれる、「幸せな老後」は私に来るのでしょうか?)

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