スプリングバンク陶器ボトル飲み比べ

奥さんのお供の買い物も終わり、午後の日差しが柔らかく差し込む中、まったりとしています。 ふと、スプリングバンクの陶器ボトルを再度飲み比べたくなりました。かなり前にも飲み比べた記憶があります。

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 飲み比べるのは陶器ボトルの12年とQE2の陶器ボトルです。QE2も12年もので、中身はスプリングバンクと言われています。あらためて飲み比べてみると

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QE2は、少し濃い目の琥珀色。干し草のような乾いた香りと味わい。現行のバンクの10年を数段美味しくしたようなコクのある深い味わいです。柔らかな甘みは多少ありますが、辛口でうまいです。

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バンクの12年は、QE2より少し薄い色合い。綺麗な琥珀色です。日に干した麦藁のような香り。微かな甘い風味と共に、麦の味わいが広がります。現行のバンクの10年を和らかくしたような軽やかな味わい。でも、コクのある旨さは存分に発揮されます。

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QE2は、バンクの風味も感じられなくはないですが、響やバランタイン30年のような多層的な味わいを感じます。ほんとうにバンクなのか?少し疑問に思います。不思議なことに最初の一口ずつ飲むと、それぞれ干し草のような風味は似ているのですが、次第に味の分岐点のような物があって、バンクの12年はバンクらしい風味に近づき、QE2はブレンデッドの風味に近い味わいに変わっていく気がします。

QE2の正体が正式にわからない以上、バンクの12年と考えるしかないのかもしれません。でも、両者を改めて飲み比べてみると、なんとなく似て非なるものと思えてなりません。QE2は色合いも濃いですから、バンクとスペイサイド系のバデッドモルトと考える方が自然かもしれません。

いずれにしても午後のひと時、このような旨いウィスキーが飲めてとても幸せです。薄日が差していましたが、いつの間にか外は雨が降っているようです。

 

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