今日は、久しぶりに特級のウイスキーQE2を飲んでみたいと思います。
ボトルが重いので半部ぐらい入っていると思いきや、長男が私のウイスキーの保管場所を嗅ぎつけて飲んだみたいで、残りチョッピリです。
もう少し前にこの企画を終わらせておくべきでしたね。とはいっても、以前も飲み比べしていますので、この2本の陶器ボトルの飲み比べは今回が最後になります。
まあ、またこの2本の陶器ボトルを落札する機会があれば、またやってみようと思います。
でも、運よくまたこの2本をオークションでほどほどの値段で落札できる機会は早々来ないかもしれませんね。
一応今回が最終ということで、飲み比べてみたいと思います。
最初は、スプリングバンク12年の特級の陶器ボトルになります。1977年の世界の名酒辞典に載っていますので、このスタイルは結構古いものだと思います。
では実際に飲んで行きましょう~
<色合い>
- やや薄い琥珀色
<香り>
- 最初はフレッシュでクリーミー
- 次第に甘くまろやかな香り。今のバンクとは結構異なる趣きがあります
<味わい>
- 総合力は完璧、やや古酒の風味
- 乾いた味わいの後に甘くまろやかな風味
- ドライで少しだけ塩っぽい感じも
- 余韻もドライあんずのような風味とコクのある味わいがにじみ出てきます。旨い~
次は、QE212年の特級の陶器ボトルになります。QE2の陶器ボトルは何種類か出ていますが、このスタイルの陶器ボトルが一番古い形です。
本来このボトルは、豪華客船クイーンエリザベス二世号に乗船しないと買えないボトルなのですが、なぜかしら日本では販売されたようです。
では実際に飲んで行きましょう~
<色合い>
- 綺麗な琥珀色
<香り>
- 最初はフレッシュでクリーミー
- 次第に甘くまろやかな香り。とろけてしまいそう
<味わい>
- コクと酸味が最初にアタック
- ドライで塩っぽさも少しあるような・・
- ドライあんずの風味もします
- 余韻もドライなかにドライあんずの風味とキレのあるコク、舌先のわずかなピリッと感が出てきます。こちらもうまい旨い~。この一口でなくなしました。悲しい・・・
この2本の陶器ボトル、やはり私にとっては、神ボトルだと思います。
スプリングバンク12年の陶器ボトルは最近相場を上げていますが、QE2は多少下がっている気がします。
私の感覚では、樽構成は違ったとしても同じスプリングバンクではないかと思います。
どちらも幾分の古酒感、ドライ感の他に干したあんずの風味や微かな塩っけが感じれて、とても美味しいウイスキーだと思っています。
ただし、この年代のシングルモルト、個性派の蒸留所でさえ、とてもまろやかで甘い風味を醸し出しているボトルも多く、最終的に正解とは言い切れないかもしれません。
それにしても、酔い心地も良く、個性的でとっても美味しいウイスキーだと思います。
今回でQE2は空になってしまいました。無くなって初めて喪失感がグッとくるウイスキーではないでしょうか。