購入年月日:2019年12月30日
購入場所:ヤフオク
購入価格:10,000円(税込)
商品状態:状態は良
原料:モルト
度数、容量:49%、760㎖
輸入者:株式会社 日食
今日は昨年末落札したQE2を、取り上げていきたいと思います。
以前から気になっていたQE2の陶器ボトルです。中身はスプリングバンクと言われています。おそらく、12年もののスプリングバンクだと思います。だとすると以前2万円で落札した陶器ボトルと同じ!
・・・だとすると少しショックです。
とても気になるので、飲み比べてみたいと思います。
ボトルの形も同じなら、中身も一緒だと思って並べて写真をとってみましたが、微妙に形は違っています。実際に飲んでみましょう。
写真多くてすいません。色合いは、バンクの12年の方が少し薄い感じです。現行のバンクの10年に近い感じです。香りは、甘い香りがそれぞれ爽やかに香ります。最初はQE2の方が強く甘い香りを感じましたが、15分くらいするとほとんど両者の違いが分からなくなりました。
バンクの12年は甘くコクがある感じですが、シングルモルトっぽいさっぱり感があります。QE2の方も甘くコクがある香りですが、余韻がバンクの12年より長く続きます。後味は麦っぽさを感じます。バンクの12年は、結構似た風味ですが、フィニッシュの麦っぽさはあまり感じません。でも、最近ウシュクベ陶器ボトルを数本買って飲んでいますが、この程度であればボトルの個体差、あるいは瓶詰めされたカスクの違いで説明が付くような気がします。個人的には、両者の甲乙はつけがたく、いづれも私が現在所有しているウィスキーの中では最高ランクの美味さです。
転じて、現行のバンクの10年を飲んでみると甘さや後味の麦っぽさは感じられるのですが、やはり持ち味の磯っぽい味わいが感じられ、バランスの取れた美味さを感じます。高い金をだして、オールドボトルを買うのもいいですが、現行ボトルでもこの水準であれば個人的には申し分ないレベルだと思います。
写真のバンクの12年とQE2はバンクっぽさと言う点では、他のバンクとは明らかに違う要素があると思います。バンクも年代によって異なりますが、ラフロイグも似た傾向にあると思います。以前このブログで取り上げたミニボトルも多少磯っぽく感じる部分もありましたが、柔らかなコクのある甘みは、今回のバンク12年とQE2に通じる風味のまろやかさがあった気がします。
でも、個人的にはこの2つのボトル、もう少し現行のバンクに10年に近い風味があっても良いのではないかと思う次第です。