着物生地(21)牛首紬

今日は、牛首紬について見ていきます。


まず、牛首紬ですが・・・・その変わった名前は、生産地である石川県白山市・白峰の旧地名(牛首村)に由来しているとの由ことです。牛首紬 織の資料館 白山工房のホームページ(https://www.hakusan-koubou.jp/)に詳しく掲載されています。興味のある方は、じっくりご覧ください。

 

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以前から欲しくていろいろ探していましたが、オークションでなんとか競り落とすことができました。結構いい値段だったような記憶があります。風合いは、厚手の大島紬といった感じで、よく見ないと手織りの紬には見えない生地です。

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薄い鶯色で、落ち着いた雰囲気で東京の自宅に帰る度に、引き出しから引っ張り出して眺めています。この生地では過去碁石袋を一回作っただけで、他は何も作っていません。扇の模様が少し大きめで、小物を作るには少し生地の切り出しに工夫が必要だからです。

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牛首紬は、別名釘抜き紬ともいわれ、釘に着物をひっかけても着物が破けずに、釘の方が抜けるからだそうです。確かに丈夫そうな生地ですが、それほど重くなく工夫次第ではいろいろな物を作れるかもしれません。頑張っていろいろチャレンジしてみたいです。
 
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