紬とウィスキー

ウィスキーの感想と紬生地の愉しみ方などを掲載していきます!

着物生地(17)村山大島紬

私は生まれは新宿の戸山町ですが、育ったのは東京の小平市です。小平市から車で15分くらい走ると武蔵村山市です。村山紬は、武蔵村山市周辺で生産されてきた紬です。

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村山織物協同組合では、織機や現物の着物を含めて過去の歴史がわかる資料を丁寧に展示してあり、村山紬の歴史を知るうえで貴重な存在だと言えます。

東京近郊在住の生地好きの方には、見逃せないスポットだと言えます。ホームページだけでなく、近くまで行かれる予定のある方は、ぜひ足を延ばしていただければと思います。
http://www.muraori.sakura.ne.jp/

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黒地に深みのある青色、紬とは思えないしなやかな肌触り、本場の大島紬に遜色ない立派な作りだと私は思っています。しかもお値段は庶民でも手が届く範囲に抑えられており、着物の普及期には大変重要な役割を果たした織物だと思っています。

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大島紬より輪郭が多少ぼやけた感じはしますが、素朴な雰囲気はとても見る人の心を和ませ、手軽に着れる素敵でおしゃれな着物だと思います。今日では生産者、生産量も減っては来ていますが、東京近郊の大切な宝物として末永く残って欲しいと思います。