着物生地(6)菊唐草模様織り出し本結城紬

ヤフーのストアで購入した結城紬です。
着物の状態からほどいて生地の状態にしてブックカバーに加工したものです。

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着物は、ほどくと反物に近い幅の部分と「衿」や「おくみ」と言われる幅の細い部分に分かれます。この細い部分は、巾着やブックカバーにそのまま加工しようとしても、幅が短いため、うまくできません

そのため、それぞれ短い2枚の生地を縫い合わせて、裏から縫い代をアイロン割り、目立たないように縫製します。

上に掲載したブックカバー,縫い代部分、分かりますか?
見るポイントは菊の花の模様が変わっている境目が縫い合わせたところになります。

自分で使うブックカバーなので、柄が合わないくらい気にせず使っています。下の写真は、お気に入りのコミックのカバーとして使っているものです。

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この結城紬の菊柄生地、以前はぎれでちょっとだけ入手した経験があります。小物を作って使っていたのですが、あっという間に使い切ってしまい、長い間探していたのです。

 

オークションで偶然見つけて買うことができましたが、なかなか手に入りそうで手に入らない貴重な生地です。大切に使っていきたいと思っています。