今日は昨日豊田市のバー、ロンケーナさんで話題の山崎2020、5本シリーズ一気飲みのレビューをお伝えしたいと思います。例によって私のいい加減な感想なので、話半分に読み流していただければと思います。
ロンケーナのマスターが苦労して入手した2020の5本セット。無理を言って、全部開封してもらいました。ちなみに楽天では11月8日現在、5本セットが80万円で販売されています。
マスターが飲む順番も考えて下さり、並んでいる瓶の順番でいただくことになりました。今回の2020の5つのシリーズは、
➀山崎ボルドーワインカスク2020エディション
②山崎パンチョン2020エディション
③山崎ミズナラ2020エディション
④山崎スパニッシュオーク2020エディション
⑤山崎ピーテッドモルト2020エディション
から構成されます。この順番で飲んで行きたいと思います。
マスターが飲む順番も考えて下さり、並んでいる瓶の順番でいただくことになりました。今回の2020の5つのシリーズは、
➀山崎ボルドーワインカスク2020エディション
②山崎パンチョン2020エディション
③山崎ミズナラ2020エディション
④山崎スパニッシュオーク2020エディション
⑤山崎ピーテッドモルト2020エディション
から構成されます。この順番で飲んで行きたいと思います。
山崎ボルドーワインカスク2020エディション 容量700㎖ 度数48%
最初は、山崎ボルドーワインカスク2020エディションです。フランスのボルドーのワインの製造に使用されたフレンチオーク樽を、山崎の熟成に使用したものです。樽にこだわるサントリーが、厳しいチェックをして、ウィスキーの熟成に使っているので高い完成度が期待されます。
実際飲んでみると、ワインのみずみずしフレッシュな香りが感じられます。口に含んでみると、山崎を連想させるオイリーで香り高い味わいは健在です。やはり山崎の味だ、と安心感が持てます。甘い味わいは、ボルドーのワイン樽由来だと思います。
このウィスキーの特徴は、やはり最初にやってくるフレッシュな香りのアプローチではないかと思います。ボルドー産の赤ワインは深い沈み込むような味わいのものが多く、この香りはそのような赤ワインを強く意識させます。ワインも好きな方がこの山崎を飲んだらきっと満足されるのでないかと思います。
山崎パンチョン2020エディション
実際飲んでみると、ワインのみずみずしフレッシュな香りが感じられます。口に含んでみると、山崎を連想させるオイリーで香り高い味わいは健在です。やはり山崎の味だ、と安心感が持てます。甘い味わいは、ボルドーのワイン樽由来だと思います。
このウィスキーの特徴は、やはり最初にやってくるフレッシュな香りのアプローチではないかと思います。ボルドー産の赤ワインは深い沈み込むような味わいのものが多く、この香りはそのような赤ワインを強く意識させます。ワインも好きな方がこの山崎を飲んだらきっと満足されるのでないかと思います。
山崎パンチョン2020エディション
容量700㎖ 度数48%
爽やかな草むらを連想させる香り、やわらかくなめらかな味わい。思ったほど山崎っぽい味わいは感じませんが、バランスのとれた美味しさがあると思います。甘い香りは時間ともに開いてきてフルーティなナッツぽい味わいが広がってくる感じです。個人的には、ミズナラの次に美味しいと思いました。
山崎ミズナラ2020エディション
この山崎は、パンチョン樽(容量480ℓ)で熟成させたもの。ウィスキーの樽は、ホグスヘッド(容量230ℓ)やバレル(容量180ℓ)などがあり、較べると一番多くの原酒が貯蔵でき、原酒と木肌の接地面が少ない分、木の香りがゆっくりと原酒に移り、まろやかに熟成することが特徴だと思います。
山崎ミズナラ2020エディション
容量700㎖ 度数48%
山崎2020のフラッグシップとも言えるのが、このミズナラのボトルだと思います。間違いなく、5本の中では突き抜けた旨さです。
シリーズの中では、唯一定価が3万円台とのことです。こちらが考えることではないですが、この商品だけ注文が殺到し、他のボトルが残ってしまったら、店長も大変ではないかと思います。この美味しさは、是非とも他の4つのボトルの味の違いを楽しみながら味わっていただきたいものです。
さてこのミズナラ、2017年にもノンエイジや18年ものなどが出ているようですが、現在では数十万円の値段が付いています。恐らくこのボトルもプレミアムボトルになると思いますが、投資の対象などにせず、是非ともバーで楽しんで欲しいものです。ウィスキーに投資をしてお金を稼ぐのではなく、投資で儲けて多少高くても美味しいウィスキーを味わう。それが本来の姿ではないかと、勝手に考えたりしています。
山崎12年の旧ボトルや18年の現行ボトルのような深い味わい、複雑に重層的に絡み合った香木の風味。余韻は、飲み終わるごとに違うキャラクターが顔を出す感じです。文句なしに上手いです。今回の山崎2020はすべてノンエイジですが、ミズナラ樽で熟成させた結構な年代物の原酒も含まれているような気がしました。ラベルがこのボトルだけ和紙になっているのも味があります。
山崎2020のフラッグシップとも言えるのが、このミズナラのボトルだと思います。間違いなく、5本の中では突き抜けた旨さです。
シリーズの中では、唯一定価が3万円台とのことです。こちらが考えることではないですが、この商品だけ注文が殺到し、他のボトルが残ってしまったら、店長も大変ではないかと思います。この美味しさは、是非とも他の4つのボトルの味の違いを楽しみながら味わっていただきたいものです。
さてこのミズナラ、2017年にもノンエイジや18年ものなどが出ているようですが、現在では数十万円の値段が付いています。恐らくこのボトルもプレミアムボトルになると思いますが、投資の対象などにせず、是非ともバーで楽しんで欲しいものです。ウィスキーに投資をしてお金を稼ぐのではなく、投資で儲けて多少高くても美味しいウィスキーを味わう。それが本来の姿ではないかと、勝手に考えたりしています。
山崎12年の旧ボトルや18年の現行ボトルのような深い味わい、複雑に重層的に絡み合った香木の風味。余韻は、飲み終わるごとに違うキャラクターが顔を出す感じです。文句なしに上手いです。今回の山崎2020はすべてノンエイジですが、ミズナラ樽で熟成させた結構な年代物の原酒も含まれているような気がしました。ラベルがこのボトルだけ和紙になっているのも味があります。
山崎スパニッシュオーク2020エディション
容量700㎖ 度数48%
この山崎の熟成に使われたスパニッシュオークは、一般的なアメリカンオークなどと較べて、木の成分にタンニンが多く含まれるため、まったりとした濃厚な香りと濃い色合いが特徴となります。再度、全部のボトルが並んだ写真を見ていただいても、このボトルの色合いが非常に濃いのがお判りいただけると思います。
上の写真で向かって左側から2番目のボトルになります。香りは弱めの澄んだ草の香りが徐々に芯のある甘い香りに変わっていきます。口に含むと濃い甘い味わいが広がっていきます。山崎らしさを期待した人には、山崎を感じることができないので、不満が残る方もいるかもしれません。
この手の試みは、最近ではスコッチのシングルモルトでも頻繁に行われています。上手くいくか否かは、受け手がそのシリーズのなかで受け入れられる限界点の中に納まっているか否かだと思います。その点から考えると、このボトルは少しやり過ぎ感があるかもしれません。まったく別のウィスキーとしては評価できるかもしれませんが。
この山崎の熟成に使われたスパニッシュオークは、一般的なアメリカンオークなどと較べて、木の成分にタンニンが多く含まれるため、まったりとした濃厚な香りと濃い色合いが特徴となります。再度、全部のボトルが並んだ写真を見ていただいても、このボトルの色合いが非常に濃いのがお判りいただけると思います。
上の写真で向かって左側から2番目のボトルになります。香りは弱めの澄んだ草の香りが徐々に芯のある甘い香りに変わっていきます。口に含むと濃い甘い味わいが広がっていきます。山崎らしさを期待した人には、山崎を感じることができないので、不満が残る方もいるかもしれません。
この手の試みは、最近ではスコッチのシングルモルトでも頻繁に行われています。上手くいくか否かは、受け手がそのシリーズのなかで受け入れられる限界点の中に納まっているか否かだと思います。その点から考えると、このボトルは少しやり過ぎ感があるかもしれません。まったく別のウィスキーとしては評価できるかもしれませんが。
山崎ピーテッドモルト2020エディション
容量700㎖ 度数48%
最後が、山崎ピーテッドモルト2020エディションです。ピーテッドといっても、それほどピート感は強くありません。ほどよいピート感です。アイラのようなヨード感も、もちろん全く感じません。まろやかな甘みも感じられるジャパニーズピーテッドモルトといった感じです。
このボトルの特徴は後味が素晴らしいことです。山崎らしい複雑な味わいが多少の煙たいピート風味の後にジワリとやってくる感じです。これはおそらく杯を重ねることに深まっていくのではないでしょうか?
今回、リーリースされて時間がそれほど経っていないうちに、全部のボトルを飲むことができ、ご協力いただいたロンケーナさんには心から感謝したいと思います。
ワインではボージョレのお祭りなどがありますが、ウィスキーでもこのようなスペシャルな企画ものが業界を挙げて試されると、ウィスキーフアンは楽しみのすそ野が広がってよいのではないと考えます。
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最後が、山崎ピーテッドモルト2020エディションです。ピーテッドといっても、それほどピート感は強くありません。ほどよいピート感です。アイラのようなヨード感も、もちろん全く感じません。まろやかな甘みも感じられるジャパニーズピーテッドモルトといった感じです。
このボトルの特徴は後味が素晴らしいことです。山崎らしい複雑な味わいが多少の煙たいピート風味の後にジワリとやってくる感じです。これはおそらく杯を重ねることに深まっていくのではないでしょうか?
今回、リーリースされて時間がそれほど経っていないうちに、全部のボトルを飲むことができ、ご協力いただいたロンケーナさんには心から感謝したいと思います。
ワインではボージョレのお祭りなどがありますが、ウィスキーでもこのようなスペシャルな企画ものが業界を挙げて試されると、ウィスキーフアンは楽しみのすそ野が広がってよいのではないと考えます。
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