今日は、ラガヴーリン16年の旧ボトルです。なんと9本のセットで買ったので最近のラガヴーリンの旧ボトルの高騰を考えるとお値打ちかもしれません。
若干の液面低下はありますが、許容範囲だと思います。豊田市のバー、ロンケーナさんで飲んだレビューも以前このブログで触れましたが、ハーフショットだったので、ゆっくり味わえた気がしませんでした。現行ボトルとも味比べをしましたが、じっくり較べられた感はありませんでした。
ラベルの上の小さな楕円のサブラベルの中にホワイトホースの文字が見えます。前回のロンケーナさんでの試飲では、旧ボトルの方が奥行きのある甘いわいが感じられました。今回は、どうでしょうか?
その前に、新旧ボトル底の部分や側面など微妙に違いがあるのです。特に側面の「1816」と「ISLA~」の部分が旧ボトルは金文字で印刷されていますが、現ボトルはガラス瓶が盛り上がる形で瓶の成形で文字がプレスされています。
他にも肩の張り具合や底も違うように感じますが、旧ボトルもホワイトホースの文字がある700㎖の旧ボトルなどもありますので、ベースの形がどの過程で変わっていったのかは、はっきりとは分かりません。
あらためて飲み比べてみると、旧ボトルの方が、香りもまろやかで口当たりもソフトだと思います。飲みやすく、どんどん入って行きます。空酒でも油断すればボトル半部くらい一気に飲んでしまいそうです。
現行ボトルの方は、独特のピート香もスモーキーさも長続きして、かなり個性を主張しています。私のお気に入りのスプリングバンクの10年が最近相場が上がってきて8,000円くらいになっていますので、16年のラガブーリンが6,000円前後で買えるのはお得感がかなりあります。
反面、ラガヴーリンの旧ボトルはかなりオークションで高騰しています。安くて2万円台。入札はされていませがんが、現在でも5万円台後半で1件、4万円台後半でも1件出ています。おそらく安くても2万円台半ばがから3万円くらいが今の相場なのかもしれません。
旧ボトルは、確かに美味しいですし、飲み口も良いです。でも現在のラガヴーリンの16年を飲み続けている方が飲んだら、おそらく物足りなく感じるかもしれません。人により価値観は異なりますが、現行ボトルが気に入っている方にとっては、2万円以上高い旧ボトルを買うなら、その分現行ボトルを買いだめした方が良いと思うかもしれません。
結論は新旧両ボトルを入手してじっくり味わいましたが、前回のレビューと同じ結果です。特に、最初に現行ボトルを飲むと、十分に美味しいため、飲み比べの時は注意が必要です。水を飲んで時間をおいて飲むとか工夫をしないと、公平に飲み比べできないかもしれません。