購入年月日:2014年2月18日
購入場所:ヤフオク シンエイ
購入価格:500円 送料別途(ヤマト運輸)
購入状態:着物、状態は良
素材:絹
今日は、桧垣模様織り出しの十日町紬です。石畳模様と桧垣模様の違いがよく判りません。
桧垣(ひがき)模様とは、檜の薄板を網代に組んだ垣根を文様化した古典模様のことです。着物全般に広く用いられています。一方、石畳模様とは、市松模様にも類似した格子模様の一種で、二色の正方形や長方形を交互に配置した模様のことです。ネットで調べるとこんな感じです。
今回の生地について見れば、どちらでもいいような気がします。生地の模様が大振りで、小物を作るのには向きませんが、テーブルクロスとかサイディングボードとか広めに生地を使うものであれば、結構使い道はありそうです。
拡大してみると、十日町紬独特の織り目が良くわかります。優しい穏やかな織り目で、高級品という感じではありませんが、普段使いの着やすい着物として、古くから使われてきたのではないでしょうか。綿の着物や銘仙とは違った、格から言ったら村山大島のような感じではないかと、勝手に想像しています。
十日町紬も織の丁寧さや技術の違いによって、高級品と普及品では大きな値段の違いがあるかもしれません。私が持っている十日町紬の生地はかなりの量になりますが、生地により素人の私でも高級なものとそうでないものの違いは判る気がします。高級品は生地も厚くしなやかでしっとりとした肌触りです。この生地は、柔らかいですが、生地は比較的薄く織の具合から見ても普及品だったと思われます。
それでも、穏やかな色使かいや柔らかな風合いは、とても癒されるものがあります。十日町紬は、見ていて心が和やかになる生地が多いと思います。何を作るかはまだ決めていませんが、大切に保管していこうと思います。