昨日のボトルは、すっきりした縦型のボトルでしたが、今回のボトルはちょっとダンピーな感じです。これはこれで愛嬌があって良いと思います。
容量が50㎖になっていますので、1960年代後半から1970年代前半のボトルかもしれません。風味は、昨日のボトルより少し重い感じの澄んだアルコールの香りがします。
このボトルも澱はほとんどなく、綺麗な琥珀色です。最初に口に含んだ味わいは、昨日のものよりも、はるかにオイリーでまったりとしたドライフルーツのような甘さを感じます。直観的にこちらのボトルの方が、一枚上手のような感じがします。ただし、飲んだ後の味わいは、意外とさっぱりしていて癖がない気がします。
2つのマッキンレーズを飲み比べると、正直甲乙つけがたいです。今日取り上げたボトルの方が個人的にはレア感はあります。しかし実際のところ、原酒的にはそれほど大きな違いがないかもしれません。いずれにしても、オークションでオールドボトルを買って外すと立ち直るのが大変ですが、ミニボトルならハズレも少なく、色々と試飲するにはちょうど良いかもしれません。これからも、オールドボトルについては、ミニボトルを積極的に手に入れるようにしていきたいと思います。