機械式のクラシックウオッチが気になって、あっという間に5本集めてしまったのは、つい先日の話です。
もうこれで、一生分の時計は購入したと思っていました。でも少しだけ、物足りないものを感じたのです。
それは機械式の時計の精度です。まあ、仕事も以前ほど毎日会社に出るわけではないので、こだわることもないのですが。
集めた5本の時計を時間併せしながら、毎日気に入ったものを付けて暮らせばいいのですが・・・
実は、グランド-セイコーへの未練があったでしょう。買えるグランドセイコーって、最近のものだとクオーツの中古が8万~16万くらいで結構出ています。それでも私にはかなり高いですが・・・
↑落札したグランドクオーツ
グランドセイコーのクオーツ、今のものの1つ前のモデルにグランドクオーツがあることを発見したのです。
同様にキングセイコーのクオーツには、キングクオーツがありました。
↑落札したキングクオーツ
クオーツ時計が、1970年代に本格的に実用化されると、グランドセイコーやキングセイコーといった様々な機械式時計を押しのけて、クオーツ時計の全盛の時代がやってくるのです。
安くて良いものがたくさん生み出されて、特にセイコーのパーペチュアルカレンダーを搭載したクオーツは年間20秒しか誤差が出ないという優れものです。
↑落札したパーペチュアルカレンダー搭載のクオーツ時計2点
電池交換は3,000円近くしますが、グランドクオーツやキングクオーツの電池寿命が3年なのに対して10年間交換不要というのはすごいと思います。
歴史を紐解きながら、グランドセイコーのクオーツが買えない腹いせ?か、キングクオーツから始まり、パーペチュアルカレンダーもの2点、挙句の果てにはグランドクオーツまで入手するようになりました。
まさに、クオーツ時計の沼ですね。パーペチュアルカレンダーの物は発売から25年ちょっと経過していますが、まだまだ20年くらいは頑張って動いてくれそうです。
問題は、グランドクオーツとキングクオーツですね。発売時期が1975年頃ですから50年戦士です。クオーツ時計のムーブメントの寿命がいつ来てもおかしくないかもしれませんね。
オークションで値が付かないのも、クオーツのムーブメントの寿命が近いからなのだと思います。
まあ、これも何かの縁、私もこの時計たちも動かなくなるその日まで、一緒に暮らせたらいいかなと思います。
そんなことを考えながら、今日は以前買った、駒ケ岳2020を飲んでいきます。
クリーミーで美味しいウイスキーですね。こんなにおいしかったっけ?と、思わずボトルを握りなおしてしまうくらい、とっても美味しかったです。