ウィスキー名:日の丸ウイスキー ラムカスク
容量、度数:700㎖、48%
原材料:モルト(シングルカスク)
購入価格:9,800円(税込4本セット)送料:0円 購入場所:ヤフーフリマ 個人
今日は、茨城県の酒蔵、木内酒造がリリースしている「日の丸ウイスキーの ラムカスク」をご紹介いたします。
こちらのウイスキーもシングルカスクになっています。1つの同じ樽からのボトリングっていうことになります。
このような特別なウイスキーは、蒸留所に行かないと買えない限定販売になっているみたいです。
今回はラムカスクということですが、はたしてお味はどうでしょうか?とっても気になりますね。
それでは飲んでみましょう~
<色合い>
・もう少し濃い色合いを想像しましたが、きれいな枯芝色
・落ち着いた静かな色合いですね
<香り>
- 少しツンとして、微かに乾いた甘い香り
- 飲み進むとハッカのような香りもしてきます
<味わい>
- マイルドな酸味
- 多少ドライで角砂糖のような甘みも感じます
- 熟成感は深くないですが、素直な伸びのある味わい
- 余韻はわずかながら芳ばしい麦の味わい
- 1割ほど加水するとわずかに苦みが出てきますが気になる感じではないです。ドライフルーツのような余韻も感じられ、熟成が進んだ後の味わいが楽しみな感じがします
飲んだ最初の印象としては、かなりウイスキーとしては『若い』と感じました。
たとえるなら、一本300円くらいの高い出始めのトウモロコシを買って、皮をむいたら、まだ実が十分に育ってなくて。
茹でて食べたら美味しいけど、味わいはサラッとしている。そんな感じです。
確かに、蒸留所運営のためには、このような2年くらいの短期熟成のリリースもやむを得ないかもしれませんが、それにしても少し若すぎる感じがします。
余韻の様々なドライフルーツを感じさせる風味は、将来性を感じます。
量産化にこぎつけ、6,000円くらいで、4~5年熟成させたラムカスクを出せるようになると、多くの本家の日本酒愛好家からも、ウイスキーの魅力として支持されるように思えます。
今のところ、このようなリリースを繰り返すとお客さんは離れて行ってしまうことを感じで欲しいですね。
どうしても、だすなら、180㎖くらいのボトルを2,000~3,000円だすなど、お味見で許してもらえるレベルにとどめておく必要も大切だと思います。
生き残りは、今から考えておかないとウイスキーブームが去ったあと、本業の日本酒製造の足を引っ張ることにもなりかねないと思います。
応援したいポテンシャルがあるウイスキーですので、つい辛口のコメントをしてしまいました。それでも、今後の躍進を期待したいと思っています。