今日は奥さんの実家にお墓参りと、施設に入っているお義母さんのお見舞いに、群馬県の太田市に行ってきました。
省エネ走行の甲斐もあって、なんと行きの燃費はリッター27.6キロ!前に乗っていた軽自動車の倍の燃費です。
午前中早々に予定していた行事は終了したため、前から気になっていた、昨年太田市に出来たウイスキーの専門店に行ってきました。
入口が酒屋さんらしくなく、お店の場所がわからず、何回も周りを車でうろうろして、やっと見つけることができました。


入口は、それほど広くなく、オフィスのような作りですが、中は結構広々としていて、たくさんのウイスキーが所せましに陳列されていました。
なかなかすべてのウイスキーの値札付けが間に合わないとのことで、価格表示がないボトル(ウイスキー)は、都度お店の方に聞くしかない状況になっています。
なんせ、人気銘柄は飛ぶように売れてしまうため、展示のやりくりが間に合わないようです。
お店の中には、10人近いお客さんがすでにいて、何本もウイスキーを買っていく人がいました。万札が飛び交っていました。すごい・・・
今回は、そんなに予算がなかったのですが、奥さんが、「せっかく来たのだから、何本か買っていったら」と言って背中を押してくれたので、数千円のものを2本買いました。
厳密にはウイスキーとスピリッツ各1本ですが、スピリッツの方は、スプリングバンクのウイスキー樽で熟成させたとものとのことで、私にとってはウイスキーのように思えます。
ウイスキー『タイステイル』向かって左側
旅を意味するゲール語のTaisteal(タイスティル)。このボトルは、エクスプローラーズシリーズと呼ばれ、ウイスキー初心者を念頭に置き、飲み方にこだわることなく、ウイスキーというカテゴリーの旅に出る人たちの為に造られています。
蒸留と熟成はハイランドのロッホ・ローモンド蒸留所にて行われています。とてもおいしそうで、飲むのが楽しみですね。
スピリッツ『シャドウィー(影)』向かって右
商品説明には次のように書かれています。
- ウイスキーやラムなど熟成された蒸留酒にとって、樽はとても大切です。
- 樽熟成によってもたらされる香味はその蒸留酒の品質を大きく左右します。樽というのはとても大事な要素ではないでしょうか。
- この「シャドウィー」というこの商品、その樽熟成にフォーカスしたとてもユニークな新カテゴリーのボトルです。
- 中身は穀物を由来とするニュートラルスピリッツを、シングルモルトの空き樽で熟成させたもの。
- 製法自体はウイスキーに似ていますが、ベースの原酒が非常にクリアな味わいであるからこそ、樽熟成によってもたらされる味わいがより強く、より深く、際立っています。
- 試飲した私たちも驚くほどの味わいで、実際に試していただいたプロのお客様からもご好評をいただいております。
- 今回のLOT#24-001はスプリングバンクが入っていたシェリーバットで熟成されております。
- ラベルにはスプリングバンクの表示はありませんが、裏ラベル右下のQRコードから読み込んでいただくことで、熟成されていた樽の詳細をご覧いただけます。
裏ラベルには次のように書かれています。
- 木に太陽の光が当たると影ができますが、木がなければ影はできません。
- 木の形が異なれば、出来る影もその木の形に応じて変わります。
- この商品は、樽が原酒にもたらす変化に注目した「カスクスピリッツ」という新しいカテゴリーのお酒です。
- 木の形によって影の形も変わることから、"Shadowy"(シャドウィー;影)と名付けられました。
- 木の形=樽の種類によって様々な違いを見せるスピリッツの味わいをお楽しみください。
実質的にはウイスキーに近い原酒をスプリングバンクのシェリー樽で寝かせたもの、ということみたいです。
あとでゆっくりテイスティングしようと思っていましたがこの説明を見て気になったので、ちょっとだけ飲んでみました。
開封直後はアンズのような香り。そういえば、お店の人から「開封してから少し時間をかけて飲んでみて下さい」と言われていました。
開封直後、飲んだ印象は、シェリー樽で熟成させたウイスキーそのものです。むしろ樽香が強く出すぎているくらいですね。
ノンビンテージでここまで色付いているのは、小さめの樽で熟成させたのではないでしょうか。時間をかけて飲んでも、加水したりしても、まったく腰はくだけません。
シェリー樽熟成が好きな方にはぴったりなお酒だと思います。
麦の味わいも感じますが、どのような穀物由来なのか気になるところです。
それにしても、群馬県の酒屋さん「The Whisky Retailer NK」。すごいウイスキーショップができたものだと感じました。
初めて目白の田中屋さんに行った時と同じような驚きの体験をすることができました。
この2本、なるべく早くテイスティングしていきたいと思います。