- 【お陰様で30万アクセス】
- 【ウィスキーを選んだ理由】
- 【これからのウィスキー選択】
- 【マルスウィスキーを選ぶ】
- 【ワールドブレンデッドウィスキーは買うべきか?】
- 【ジャパニーズウイスキーのバブル崩壊】
- 【運用同様、長期的な視点で】
- 【おわりに~これからのこと】
- 【生地集めから作品作りへ】
【お陰様で30万アクセス】
いつもお世話になっております。お蔭様を持ちまして、ブログ開始以来(はてなブログに移ってから)本日で30万アクセスに到達することができました。
心より厚く御礼申し上げます。
最近はウイスキーの記事と、着物生地の話題が半々でやってきましたが、雑記もたまにアップするときもあり、多い日は1日、2本記事をアップするときもありました。
また、別タイトルですが『おすすめしたいアニメもたくさんあるよ!』も、細々とですが、継続しております。
とりとめのないブログですが、『紬とウィスキー』は当面毎日更新を継続する予定です。引き続きよろしくお願いいたします。
【ウィスキーを選んだ理由】
お酒にはいろいろありますが、なぜブログの題材にウィスキーを選んだか、振り返ってみます。やはり、数あるお酒の中で、『カッコイイ』と思ったからです。
酒の旨みはビールやワインのような醸造酒のほうが、飲む量がブランデーやウィスキーのような蒸留酒よりも、一回あたりに飲む量が多いので、旨味を感じる機会と、満足度を感じる度合いが大きいと思います。
また、価格も熟成年数が長いウイスキーの方が、高いため、お財布には優しくない側面があります。
でもウィスキーを選んだ。それは『カッコイイ』酒と思ったからだと思います。長い間生きてきて、テレビで見たサントリーさんの様々なコマーシャルが、プラスのイメージで蓄積されてきたことも大きいと思います。
【これからのウィスキー選択】
これはブログをご覧の皆様に、ウィスキーはこう選ぶべきだ!なんて申し上げるつもりは全くありません。
ウィスキーなんて美味しそうに見えるものを適当に選べばいいのです。ただ、自分が飲んでみたい、面白うそうな・ワクワクするようなものを選ぶのは大切かもしれませんが。
私は、それ以外の基準として、『手に入るような価格になっているものを選ぶ』ことにしています。やはりウィスキーブログですがから、その範囲は現在流通しているものでは高くて1万円くらいのものは狙いたいです。
たまに余裕があれば5万円以内のものも1年~2年に一度はチャレンジしたいですが。なかなか予算が許してくれませんね。
オールドボトルでは、3万円くらいが購入の限度です。流通しているボトルでも年数表記のないボトルに1万円以上出すのは勇気が要りますが、バルヴェニー蒸留所の『TUN』のような例もありますから、一言では言い現せないのがウィスキー選びの難しい所かもしれませんね。
【マルスウィスキーを選ぶ】
例えば、日本の蒸溜所をベースに考えて行くと、『厚岸蒸留所』の厚岸よりも、『本坊酒造』で製造している駒ケ岳や津貫が最近のお気に入りです。
他の国内の蒸溜所のものそうですが、生産が安定しないものや少ないものは、流通価格が何万円もして、一般消費者が手が出せるような価格ではなくなってしまっています。
やはり、マルスウィスキーのように、安定的に生産数を増やしている物の中からウイスキーを選ぶことが継続してウィスキーを楽しむコツかもしれません。バーで飲んでもそれほど高くないと思いますし。
そういった意味において、マルスウィスキーは、酒屋さんで買えないのは他の日本のウィスキーと同じなのですが、オークションでは駒ヶ岳や津貫が1万円前後で買えるのは、ありがたい気がします。
定価は8,800円で、結構高い価格ですが、オークションでも生産本数が増えてきた分、1万円以内で買えるものもあり、多少手に入りにくいものを探して選ぶ楽しみもあるように思えます。
お手頃価格の駒ケ岳や津貫を楽しむのも、最近のジャパニーズウィスキーを知る上では面白い試みだとひそかに思っています。
最近発売の駒ケ岳2023エディションも定価で買えています。
【ワールドブレンデッドウィスキーは買うべきか?】
アニメのラベルにつられて、ついつい買ってしまうワールドブレンデッドウィスキー。
美味しいものが多いのですが、私は長い目で見て、蒸留所や販売元にとって、必ずしもプラスになると思っていません。
サントリーさんやニッカがやるのはわかります。そして、特徴のある様々な国の多くの原酒をブレンドして安価で美味しいものを提供してくれるのならありがたい限りです。
サントリーさんの「Ao(碧)」の試みなどは、価格的にもこなれてきて、美味しいウィスキーではないかと思います。
結構オークションでは安く買える上に、バランスもとれた味わいが魅力的な事から、日頃気軽に飲むには良いなと思っています。そのうちこのブログでも取り上げていきたいと思います。
ワールドブレンデッドウィスキーは、大手が出す商品を3,000円くらいでオークションでゲットするくらいでいいのではないでしょうか。
イチローズモルトなどのワールドブレンデッドウィスキーも、同じ価格帯で狙うべきだと思います。もちろんスパー等で安売りで買えるのなら、ありがたいかぎりです。
要は継続的に安価で楽しめるボトルは何か、という観点から選べばいいので、ワールドブレンデッドウイスキーであっても美味しく楽しめるならいいのではないかと思います。
他のメーカーのワールドブレンデッドウィスキーなども、オークションで安くゲットできるなら狙い目ですね。
【ウィスキー業界の自然淘汰】
ウィスキー雑誌などを見ると、新規蒸留所の新しいウイスキーが日々、山のように紹介されています。
手を出すか否か迷う場合もありますが、やはり、国内のものは価格に注意しながら、マスコミや転売屋に踊らされることがないよう、バーテンダーさんが自信をもっておススメしてくれるものを中心に飲みたいですね。
何万円も出して買うのはいかがなものかと思います。
ある意味日本も含めて、ウイスキーはバブル的な要素が出てきているように思えます。特にひどいのが日本のウイスキーだと思っています。
それでもスコッチなどは、12年、15年、18年など、しっかりとした容量の樽で時間をかけて作った銘品が、リーゾナブルな価格でいただけると思います。
この記事を書きながらも、ダルウィニー15年旧ボトル、ベンロマック15年などを飲んでいますが、このレベルのものが数千円~1万円ちょっと買えるレベルの高さが素晴らしい所だと思います。
日本のウィスキー業界。今はそれで良いかもしれませんが、5,000円以上の定価を掲げて販売する意義を是非とも考えてほしいと思います。
確かに作り手も買い手も、蓋しある程度の金がなれば買えない酒であり、作れない酒であることは確かです。
それでも、すでに先達であるスコッチやアイリッシュは、多くの銘柄でクオリティを出し続けています。
時間を小さな樽などを使って熟成を速めて補っても、ウイスキー造りの信念と哲学は根本的にエンドユーザーにどういうものを届けたいか、という「心」がないとそのうち消費者からは相手にされなくなると思います。
そして第一に安くて美味しいものを、規模のメリットを生かしてしっかり安価で作っても「収益を上げていくこと」が大切だと思います。
【ジャパニーズウイスキーのバブル崩壊】
日本のウイスキーでは、バブルの崩壊の兆しが見え、オークション落札価格が下がりつつある現在、趣味や一発狙いでやっている人たちに支えられて相場が形成されているようでは長続きしないのです。
日本人の所得が上がらないのに、株価だけが上がる。若者から中堅層が安心して資産形成の長期的な運用対象として、株式を選べない状況には疑問を感じざるを得ません。
過去の日本株の動きは、よほど勉強し覚悟をしない限り、短期的な運用で収益を上げることは難しいと思います。長期的なスタンスであっても、変動が大きかったことは事実です。
政府が考えているような、投資に対する動きは、マーケットの信頼性があって初めて可能であり、継続的に安心して資産が増やせる・リスクをとれる環境があってこそだと思います。
個人的に今の日銀の金融政策や政府の方針には信頼性に足るものが今一つのように思えます。
でも、若い人には仕事や趣味と同じくらい世界的な規模で生き残るためには、運用の知識を持っていただくことが、大切なように思えます。
それには、努力が必要で時間もかかります。趣味的にのめり込むのも1つの方法だと思いますが、能力がない私だけなのかもしれませんが、日本人は、私のように趣味と運用がバランスよくできない人が結構多いのではないでしょうか。
会社の先輩で四六時中、銭だ、株だと言っている人とは、酒を一緒に飲むのも辟易したものです。
【運用同様、長期的な視点で】
私自身、指数先物ののようなデリバティブをやっていたいた頃は、金の亡者になりさがり、四六時中、デイトレード(日計り運用)の事ばかり考えていました。
大損して足を洗ったわけですが、儲かっていたら、もっともっと変な深みにハマっていたかもしれません。
逆に今はもう少し、長期的な視野に立って株式運用を考えることが大切に思います。
株式の運用では日本の将来に寄与するような企業の株式をバランスよく組み込んだ投信や、世界的にも人類の役に立つような企業の株式を効率よく見つけ運用に組み込むのも、大切な運用の基本スタンスなのかもしれません。
レベルが高いので、初心者の方には難しいかもしれませんが長期投資という視点では、出遅れおじさんさんのブログの運用の考え方はとても勉強になると思います。
脱線しましたが、ウィスキーは、特に日本においては、業界の自然淘汰が始まるかもしれません。
要は消費者がついてこない。株価も一時的に大きく価格を下げる場面もありますが、最近はリカバーも早くなっている気がします。
ウイスキーも同様だと良いのですが、なくても問題がない嗜好品は、一度大きく相場を下げるとなかなか元には戻らないという事を、作り手は肝に銘じるべきです。
サントリーさんは、嫌と言うほど分っているように思えます。
ワールドブレンデッドウイスキー。数千円で作っているうちは良いですが、1万、2万と価格を釣り上げていくと・・
いつかはラピュタの雷が炸裂することになるかもしれないことを感じ・恐れて、マーケットや消費者に接して欲しいと思います。
【おわりに~これからのこと】
ウィスキーを飲みたい、もっといろいろ試したい。そう思われる方は、日本のウイスキーを飲む前にやはりスコッチを極めるべきだと思います。アイリッシュもすばらしいです。
時間をかけて実直に丁寧に作り込んだものの味わいは、最高に旨い。素晴らしいクオリティを感じさせられます。
ダルウィニー15年旧ボトル(現行ボトルも旨い)、ベンロマック15年などは1つの例です。
グレンフィデイックの今でも安く買える90年代くらいのボトルなども非常にウイスキーの魅力を物語っているように思えます。
私はウイスキーでもブランデーでも風味があり、幾重にも重なる年輪や深みを感じさせてくれるお酒が好きです。
そういう意味ではある程度量を飲む醸造酒よりは、熟成させた蒸留酒にすごく魅力を感じます。
自分自身を自慢するわけではないですが、唯一誇れるところは、価値のある旨い酒を旨いと思えるようになったことです。
また価値のある旨い酒には、ある程度のお金を払っても良いと思えるようになったことだと思います。
人生で価値を見つけることができたものに、出来る限りの敬意を払いお金も使う、そういことが何かしらできることは素敵な素晴らしいことだと思います。
家族や大切な人のためにお金や時間を使うという事は、ある意味そういう事なのかもしれませんね。
私が美味しいと思えるウイスキーに巡り合いたい。素敵な着物生地を探し求めるのも、そいう自分にとって価値のある物との出会いを求め続けているのかも知れませんね。
30万アクセスに至るまでは紆余曲折がありましたが、単身赴任の徒然から始めたブログ。4年ちょっとで自分自身がある程度思っている理想の姿の、半分程度は来た気がしています。
そんなに理想は高くしないこと。やりたいことを欲張らないこと。それでいてワクワクするものを求めること。過去に「少しでもすごいと思ったものとの再会」も目指して行きたいです。
⇧このような幻の味わいのブランデーのようなウイスキーに巡り会いたいですね~
62歳になって体が動く期間は残りそれほど長くないかもしれません。
そのうちブログも一旦はお休みして、過去の記録をもう少し体系的に整理するのも良いと思っています。
節目は5年経過後くらいですね。そうしたら毎日更新は止めて、ポイントを絞った記事を書くことに専念しても良いかもしれません。
【生地集めから作品作りへ】
着物生地でいろいろなもの作ることも、もっと極めたいですね。今日はウイスキーを中心にいろいろ述べてきましたが、生地集めに取りつかれている気持ちはそろそろ、自分自身決着を付けないといけないと思います。
購入した着物とストックした生地は、1,000以上あります。これ以上集めても保管する場所がないのです。
そういう面では、ブログで知り合ったからの依頼は、コレクション中毒からの軌道修正になりつつあるような予感がします。
作品を作るために研究したり、実際に作っている時間は集中して、心地良く時間が過ぎて行く気がします。
先物取引をやっていた時に、予想外の指数の動きと、減って行く資産に絶望しているときの時間の経過とは、真逆に心の安寧を感じます。
もっともっと、ものづくりに時間を費やすためにも、また、さらに趣味を一層深められるように、趣味を多少絞ったり、選択することも時には必要だと思っています。
今日は、30万アクセスに嬉しくなったせいが、酔いにまかせ、とりとめのない話に終始し、申し訳ございませんでした。
ご縁があれば、是非ともこれからもよろしくお願いいたします。