【買う前の先入観】
先日、山崎のプレミアムハイボール缶が発売されました。
発売当初は、どうせノンビンテージ（年数表記の山崎）を炭酸で割ったものだよね、とくらいしか思ってなかったのです。
【実際飲んでみて】
が、どうしてどうして、実際飲んでみて私の飲む前のイメージは儚くも崩れさりましたので、ノンビンテージの山崎のハイボールとの比較も含めて、お伝えしたいと思います。
結論は、『飲んでいない人は、ファミマとか買えるコンビニや酒店に走れ』、ということです。「プレミアムハイボール山崎缶」とっても美味しかったのです！
さて、今回発売された「プレミアムハイボール山崎缶」、一般的に考えると、ノンビンテージの山崎を炭酸で割ったもの程度としか思わないですよね。普通。
【山崎のソーダ割りとの比較】
実際、手元にあるノンビンテージの山崎を炭酸で割ってハイボールにして比較してみましたので、是非とも興味のある方は同じようにチャレンジいただければと思います。
それでは、最初に、山崎のノンビンテージを炭酸で割って飲んでみます。
ノンビンテージの山崎、ハイボール缶の売りが『ミズナラ樽香り』になります。それと較べると、ストレートで飲んで、ミズナラの風味が微かに感じる程度ですから、ハイボールにするとミズナラ感は弱いのです。
【お買い得なプレミアムハイボール山崎缶】
ですから、『ミズナラ感』をハイボールで愉しみたいのなら、この「プレミアムハイボール山崎缶」を飲むべきでだと思います。
特に、ノンビンテージの山崎原酒では味わえない、かなりインパクトのあるミズナラ風味は最高だと思います。
また、モルト原酒のマッチングが最高に良いと思います。細かい炭酸の弾ける感も作り込みを感じます。
⇧ノンビンテージの山崎は、非常にマイルドなミズナラ感に仕上がっています。
今回発売された「プレミアムハイボール山崎缶」くらいのミズナラ感を醸成するのには、かなりの熟成年数の山崎（例えば山崎12年とか）で作らないと、炭酸で薄めた後で、ここまでミズナラ感を出すのは難しいのではないかと思います。
むしろ、ここからは私の想像のなのですが、ウイスキーを熟成させるうえで、樽の中でもコストの高いミズナラ樽を小さめに作って熟成を早め、ハイボール用に準備していたのではないかというような気がします。
ここまでのものを作ってしまうと、バーで山崎のハイボールを出しづらくなってしまうのではないかとさえ思ってしまいます。
サントリーさんが大事にしているバー飲み文化を考えると、この山崎のハイボールは、12年とかリミテッドエディションクラスをハイボールにして飲まないと太刀打ちできないような気がします。
たぶん、ですが白州と同じくらい、あっとうまに市場から姿を消すような気がします。
【プレミアムハイボール山崎缶を飲む美味しく飲む極意】
今回飲んでみて、美味しさを痛感するとともに、この「プレミアムハイボール山崎缶」を飲む美味しい飲み方の極意として・・・
あえて缶に書いてある『氷を入れてあるグラスに入れて贅沢なひと時を』というくだりを無視して、冷蔵庫で冷やしただけでお飲みいただくことをおススメいたします。
氷を入れたグラスでは、2～3分で飲まない限り、氷が解けて薄まって来ると、『ミズナラ感』は極端に薄まりますので、おススメ出来ません。
おいしくプレミアムハイボール山崎缶を飲みたいなら、キンキンに冷やさず、ほどほどに冷やして、ミズナラの風味を存分に楽しんでいただければと思います。
山崎のミズナラの風味は、香木の香りです。端的にいうと『白檀』の木の香りに似ています。多少ケミカルな香りにも似ていますが、一番近いのは私は白檀だと思います。
多くの日本人は好きな香りだと思いますが、人によって苦手な人もいるかもしれませんね。
そういった意味においてもウイスキーの山崎を飲んでみたいと思う方は、是非ともエントリーモデルとして、この「プレミアムハイボール山崎缶」を飲んでみていただければと思います。
もし、このハイボールを飲んでみて美味しいと思ったら、是非、サントリー系のバーで山崎12年のハイボールなどを頼んでみてはいかがでしょうか。
私なら、「プレミアムハイボール山崎缶」がとっても美味しかったので、あまり高くなくてプレミアムハイボール山崎缶のような風味の山崎のハイボールが飲みたい、と言って頂けば、バーのマスターは、腕によりをかけて美味しい山崎のハイボールを作ってくれることと思います。
このようなハイボールをだされると、ウイスキー山崎の原酒の原点に思いを巡らすことになります。
私などは、まだまだ限られた山崎しか飲んでいませんが、もっともっと山崎の深淵を極めるべく、いろいろな山崎を飲んで行きたいと思います。
そういった意味において、今回の『プレミアムハイボール山崎缶』を飲んだ経験は、とても価値がある経験だったと思います。
【おススメします「プレミアムハイボール山崎缶」】
まだ飲まれていない方は、私uribouが保証しますので、是非ともファミマなどのコンビニで見かけたら買って飲んでいただきたい逸品だと思います。
蓋し、これと同じ味をハイボールでバーで求めたら、一杯1,500円～2,000円くらいは楽にかかると思います。
ファミマなどまだまだいろいろな店舗で、定価の税込660円でゲットできると思います。定価で買えるうちに、皆さまも是非とも飲んでいた抱ければと思いまます。
本日はここまでお付き合いいただきありがとうございました。
