購入年月日:2022年12月9日
購入場所:ヤフオク 個人
購入価格:7点セット1,100円(送料は別途1,350円)
購入状態:着物、状態は優良
素材:木綿
今日から再び、年代物の昭和レトロの木綿や正絹の生地をご紹介したいと思います。
今回は、洗濯で大半を溶かしてしまった木綿の着物を、ほんの少しですが、修復できましたので、掲載させていただきます。
先日、見るも無残な姿をお目にかけました。向かって左側が洗う前、右側が洗った後です。
見るからに、粉のような埃がたまって(詰まって)いるのに気が付きませんでした。数十年も経つと、正絹の着物でも、このような状態になってしまいますね。
このような時は、庭に出て軽く払うだけでも、たくさんの埃や粉が出てきて、気づいたと思います。
この着物だけは先に丁寧に解き、軽く浸け洗いしてから、接着芯貼って仕上げた方が良かったかもしれませんね。悔やんでも悔やみきれません。
すぐ上の写真、裏側が見えますが、今回貼った接着芯です。生地はだいぶ補強され、小物くらいは作れそうです。
生地の色はこげ茶色に近いですね。絣の模様は昭和初期のものではないでしょうか。とても貴重な柄だと思います。
ウリボウだちも、怒ったり、悲しんだりしているように見えます。ごめんよ~許しておくれ~
穴の開いている部分、破れている部分はまだ少しあります。
このような着物、次はいつ手に入れられるか分かりませんが、オークションはしっかりチェックしていきたいですね。
着物を買い始めた頃、泥大島の紬を初めて洗った時に、赤い裏地の染料が大量に色落ちして、茶色と青のとても素敵な絣の泥大島を、ダメにしてしまったことがあります。
赤~く染まった生地は、いくら洗っても落ちませんでした。ロックミシンで端を処理して、スウェードの生地と縫い合わせて、ハードディスクケースを作った記憶があります。
そのケースを見るたびに心が痛みましたが、今回の「着物溶け事件」は、それに次ぐ醜態ですね。
これからは、初心に帰り、生地の状態をキチンとチェックしてから、解くなり、洗うなりしていきたいと思います。
ほんの少しだけ残った生地は、大切に使っていきたいと思います。しばらくは保存見本として額に入れて飾っても良いかもしれませんね。