ソレラとは、シェリー酒で行われる原酒の樽出し方法の1つで、秘伝の焼き鳥のたれなどのように、継ぎ足して残していく方法のようです。

要は、いっぺんに原酒を使い切らない。樽には少しずつ、抜いては新しいウイスキーを足していく方法です。

このシステムをグレンフィディック15年に適用したのです。
具体的には、原酒をホワイトオーク樽、バーボン樽、シェリー樽の3タイプの樽を各15年熟成させ、オークの大桶に移して混ぜ合わせる。

しかも、後熟を半年近く行い、原酒を馴染ませ、約6ヵ月間後熟をおこなうそうです。

そして、大桶から2割ほど抜き取り瓶詰めします。
原酒が減るので、シェリーのソレラシステムのように、新しいそれぞれの樽で受精させた15年の原酒を2割ほど補充するのです。

複雑な香りはこのように作られるようです。納得の美味さですね。