今日はこのブログにお越しいただきまして誠にありがとうございます。
今回は、丸底付巾着に挑戦したことについて、簡単に触れたいと思います。
何故、丸底付巾着に挑戦したかというと、ある方から、鉢を入れる巾着が出来ないか、というリクエストをいただいたからです。
少し幅のある巾着でしたら、底の部分を三角に折って、底辺を縫うだけでも、多少の底の厚みある巾着が出来るのですが、あまり格好の良い姿とは言えません。
そこで、鉢の他に、囲碁の碁笥を入れるような巾着のイメージで、製作に取り掛かりました。
取り組んでみると結構私にっとはハードルが高いことが分かりました。
丸底付巾着については、ネットを検索したらわかりやすい作り方があったので、それを参考にしました。その後で、動画も見つかりました。こちらの方が分かりやすいですね。
いずれにしても、結構大きい底でしたので、コンパスで円を描き採寸して生地を切り取り、作業に入りました。
大変だった点
- 大きい丸底の巾着を作ろうとすると、採寸に手間取りました。
- 丸底の生地を側面の生地に縫い付けるのが大変でした。
- 特に丸底の部分か側面の生地のいずれかが、生地がだぶついてしまい、上手く縫い付けることが出来ないのです。
- 紐通し口と紐のサイズなどを考えて作らないと、紐が思うように通せないで苦労しました。
たいしたことではないのですが、生地の厚さや性質なども考慮に入れて作らないと、側面の生地に丸底の生地をきっちり縫い付けることが出来ず、どこかしら丸底と側面の生地が波打ってしまうのです。
トホホ、切れ込みとか入れれば良かったかな~
必死に頑張りましたが、綺麗に出来上がらないので、この辺は採寸の正確さと、縫い付ける技量が必要なのかもしれません。
何回も縫い付けては失敗を繰り返し、調整を重ねてようやく縫い付けることができました。使った生地は表地は、十日町紬の高級品です。裏地は綿の生地になります。
まあ、一応なんとか形になりましたが、このままでは人様に差し上げるレベルには到底達しません。
あと、直径や側面の生地のサイズを変えて、希望するサイズの巾着を作るのは、しばらくは大変そうです。
丸底巾着マスターへの道は遠いですね。
まずは修業と練習もかねて、YouTubeやネットで掲載されている丸底付巾着の作り方をいろいろ試してみたいと思います。
でもなんとか形になってほっとしています。
それにしても、この十日町紬、しっとりした肌触りでとても素敵です。約8年前にネットオークションで入手したのですが、この手の生地で、素敵な小物が作れるとワクワクしますね。
これからもいろいろ挑戦していきたいと思います。ここまで、お付き合いいただきありがとうございました。