今日はこのブログにお越しいただきまして、ありがとうございます。
今回は、書店に注文いしていた、はてなブログでお世話になっている、すふれさんの詩の本が届きましたので、ご紹介いたします。
すふれさんのブログにお伺いするようになってから、1年くらいになりますが、それ以前の作品を拝見する機会がありませんでしたので、詩集を出されると伺い、是非とも購入したいと以前から思っていました。
今回、2冊目の詩集と合わせて、1冊目の詩集も購入しました。本の装丁は、1冊目と2冊目は異なっていて、それぞれ趣のある仕上がりなっています。
この機会にすふれさんのブログを訪問いただき、すーっと心に入ってくるようでしたら、是非一度本の方も手に取っていただければと思います。
1冊目の詩集は、『ウキウキでんしゃさん』です。
詩集のタイトルは、詩集の最初の作品名を詩集のタイトルにされています。
すふれさんは、大阪府のご出身ですが、長崎県佐世保市の吉永敦子さんが主宰する同人誌『Faith』のメンバーにもなられています。
すふれさんの最初の詩集、『ウキウキでんしゃさん』のデザインは、吉永さんによるものです。
とてもファンタージなデザインで、すふれさんの詩の世界を素敵にもりあげてくれる作りになっています。
2冊目の詩集は、『のらねこさんのひみつ』です。
こちらのタイトルも、詩集のまんなかくらいに掲載されている詩の作品名から、詩集のタイトルにされています。
この本のイラストは、西尾はなさんが担当されています。1作目とは趣がことなり、抽象的な表現のイラストです。
でも、詩の世界の奥まで読み手を誘ってくれる、不思議な力を持っていると思います。
すふれさんの詩は、読むと、とても優しい気持ちになれる詩です。
この世の中のものは、生き物以外にもあらゆるものに優しい心が宿っていて。
私たち生きているものだけでなく、多くの事物、自分達以外のすべてのものと、優しくつながっている~
そのような素敵な気持ちが込められたことばが、穏やかに広がっています。
私たちの毎日は、日々辛い事や悲しい事がどうしても心を占めてしまいがちです。
良い事も楽しいこともありますが、ストレスが多い日常では、なかなかいつも思い通りにはいきません。
私たちは、時に周囲から孤立し、一人ぼっちになってしまったり、人間関係のしがらみなどから、押しつぶされそうになってしまいます。
そんなときは、すふれさんの詩を静かに読んで見たり、ノートに書き写したりして、自分の心と向き合ってみて下さい。自然とだんだん気持ちが和らいでくると思います。
お金の運用、人とのつながり、ともすればいつの間にか手段が目的になってしまったり、目的のために手段を選ばなくなって、多くの人を傷つけてしまったり。
すふれさんの詩には、「優しい心と人への思いやり=自分への思いやり」があふれています。
他人を攻撃(口撃)する人は、無意識に諸刃の剣で自分自身も傷ついているのです。
ふと気が付いて、振り返ることが出来る人は、自分を冷静に見つめることが出来る人だと思います。
でも、熱くなったり、いざこざに巻き込まれたりすると、多くの人は自己防衛本能に、支配されがちになってしまう気がするのです。
私自身、朝のラッシュで、自分の気持ちがイラついたり、他人の行動が気になったりして、いやな気持に支配されやすいです。ダメダメですね。
この様な時は、すふれさんの詩を思い出し、人にも自分にも穏やかな、優しい気持ちになれるといいなと思います。
現代人は、仕事をしている時は、退職したら心配事はなくなるのではないか、と思います。でも退職して自由時間ができても、人には新たな心配の芽は尽きないのだと思います。
日本人は、無宗教な人が増えています。宗教で救われない方々は、各人が目いっぱい苦労したり悩みながら自分自身の心に向き合って生きていかざるを得ないのです。
そのような時に、多くの方に、すふれさんの優しい詩に触れていただき、他人にも自分にも優しい気持ちになるように願っていただければと思います。
祈るのものがない私たちに出来ることは、自分も他の人も少しでも優しい気持ちになってくれることを願うこと、だと私は思います。
いつもすふれさんの詩に触れると、いろにろなことを考えさせられます。でも一番根底に思うことは『優しい気持ちを願う事』だと思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
『ウキウキでんしゃさん』(七月堂)
作者:スフレ 税込2,200円
『のらねこさんのひみつ』(七月堂)
作者:森田すふれ 税込2,200円
※書店注文だと、お盆休、連休などを挟まなければ1週間くらいで取りよせが出来るようです
今、ウイスキーを飲みながら、すふれさんの詩の世界を楽しんでいます~ベンリアックの8年、とても美味しいです。