昨日秩父にウィスキーを買いに行ったときに、銘仙の展示館「ちちぶ銘仙館」がありましたので、立ち寄りました。
地方の織物の展示については、武蔵村山の「村山紬」と郡上八幡に行った時の「郡上紬」についで3カ所目になります。
技術工程など、十分に理解はできませんでしたが、先染めした糸を織ったり、仕上げる工程で蒸したりと・・・
展示室のビデオを見ると、恐ろしく手間のかかる工程を経て出来上がる、現代に残る貴重な文化・産業遺産であるような気がします。
写真を中心にまとめましたので、ご覧いただければと思います。
※ちちぶ銘仙館のホームページもありますので、よろしければ併せてご覧願います。
ちちぶ銘仙館⇦ホームページ
では順を追って。
有名な建築家の設計のよるで、とても素敵な建物でした。入館料は210円です。
最初に秩父銘仙の魅力や特徴が展示されています。画面を拡大すると説明が読めると思います。
石灰質の多い土壌は稲作に適さず、かわりに織物産業が栄えていったようです。セメント産業が石灰岩を採掘している風景を今でも目にすることができます。
竹久夢二の美人画の女性が着ていた着物は、多くが銘仙のようです。
クズ繭を使って作った地元の人向けの着物がブレイクして、銘仙ブームが到来した時期もあったようです。
最近では、アニメのキャラクターも銘仙を着ています。
ちちぶ銘仙館では、製造工程の説明や使用されている機材についてもたくさんの展示がされています。
展示されている資料も豊富です。
体験コーナーもあります。
今も頑張っている会社・織元さんを紹介しています。
様々なイベントや企画も開催されているようです。
昔からのデザインの変遷は大変興味深かったです!
その他の展示です。
売店では様々なお土産品が販売されています。どれも素敵な物ばかりで目移りしてしまいます。個人的には巾着がイチオシです。
最後は、実物と映像の展示室です。
久しぶりに着物や関連の展示物をじっくり見ることが出来てとても充実したひと時を過ごすことができました。